海外旅行は「保険付きマイル系クレカ」で“タダ”で行く時代ですよ マイル目的で最強のカードとは一体どれなのか

※本記事はプロモーションを含みます。

この円安時代の海外旅行といえば、数十万円から、下手したら数百万円という単位でお金がかかってくるのが当たり前になってしまいました。しかし、旅行費の大半を占める「航空券代」をタダにすることができたら……。

ということで本稿では、特別なことをせずに、また手間をかけずにマイルを効率的に貯めて、かつ旅行保険をきかせて海外旅行を楽しむための方法として、クレジットカードの選び方と使い方について解説していきます。

目次

海外旅行における「マイル」と「保険」の価値

まず結論を述べると、入会時にもらえるマイルが桁違いで、特別なことをせずともマイルがどこよりもよく貯まり、かつ海外旅行保険が付帯されているANAアメックスの一般カードが、多くの方にとっての最適解だと私は思っています。

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ANAアメックス(一般)公式

まず簡単に、“マイルが勝手に貯まる生活”と“海外旅行保険が勝手に付いている状態”がいかに大切か、簡単に述べておきます(不要な方は飛ばしてください)。

マイルが“勝手に”貯まる生活

あまりマイルを貯めたご経験がない場合、「飛行機に乗る機会が多い人が貯めるもの」「毎日ポイントを意識しないといけない」というイメージをお持ちの方も多いかもしれません。しかし渡航の回数でマイルを稼ぐことができるのは月に何回も飛行機に乗るような方に限られた話です。またわざわざポイ活みたいなことをする必要もありません。

実際は、マイル還元率の高いクレジットカード1枚に、日常の支払いを集約させるということこそ、最も効率的にマイルを貯める方法といえます。

すでにだいぶ使ってしまっているのですが、私のスマホ画面のスクショ(↑)の通り、現状でも10万マイル以上残っており、さらにまだマイルに変換する前のポイントが20万マイル分あるので、合計で30万マイルが使える状態です。

日本から台湾に行くには、だいたい2万マイルで往復できますから、4人家族だって4回くらいは往復できてしまいます。ニューヨークだって4~5万マイルで往復できます。たまにはビジネスクラスで贅沢をしてみるのもありですよね。国内旅行なら、当然もっと少ないマイルで往復することができます。

適切なクレジットカードを選び、そこに支払いを集約させるかということがいかに重要か、おわかりいただけたのではないでしょうか。

意外に「保険」は役に立つ

海外旅行保険の必要性についてもおさえておきましょう。

行く前はまさか自分がトラブルに巻き込まれるなんて思いもしないもので、「手続きが面倒」「余計な出費は抑えたい」などと軽視されがちな保険。ですが、海外という慣れない土地で、怪我をしたり、体調を崩したり、大切なものをなくしたり、スリにあったりということが自身の身にふりかかる可能性は誰も否定できないのではないでしょうか。

というのも、私自身、海外旅行保険のことを考えることなく台湾旅行に行き、現地でスマートフォンをなくした経験があるんです。バスを降りるときに、座席に置いたままにしてしまっていたようで、その後バス会社や警察に相談しても、見つかることはありませんでした……。

もちろん旅行中に大きなショックを受けたのですが、そこでたまたま自分が年会費のかかるクレジットカードを使用していたことを思い出し、サービス内容を確認してみたら、なんと気づかぬうちに海外旅行保険が付帯されていたのです。

特段の手続きが必要なわけではなく、また余計な出費もかからずに、リスクを排除できる。その意味でも、保険が付いているカードを保有しておくことはそれなりの意味があると思うわけです。

バス会社や警察に連絡をとる際など相談に乗ってくれた「パークホテルタイペイ」さんとのやりとり。メールは日本語も対応してくれました。

クレカの「現実的な最適解」とは

こうした前提を踏まえた上で、クレカの最適解とはどれになるのか。

冒頭にも述べた通り一つの結論として、「ANAアメリカン・エキスプレス・カード」、いわゆる「ANAアメックス」の一般カード(一番ランクの低いカード)が、多くの方にとっての”最強カード”なのではないかと思われます。その理由はいくつかあるのですが、端的に述べると、

・入会時にもらえるマイルが桁外れに大きい
・一般カードでも、「マイル還元率」「空港ラウンジ利用」「海外旅行保険」などの内容は競合のゴールドカードと変わらない
・実質の年会費(14,300円)は競合のゴールドカード(ワイドゴールドカードなど)より安く、さらに「マイル無期限」という強力な優位性がある

という特徴があります。

実際のところ、海外旅行保険の部分では他のカードとあまり差がつかず、マイルの貯まりやすさこそがカード選びの最重要項目です。

ANAアメックスにはゴールド、プレミアムという上位ランクのカードもあるのですが、年会費はそれぞれ34,100円、165,000円とかなり高額。正直万人にオススメできるものではないなということで、今回は一般カードを“最適解”とさせていただきました(ゴールド、プレミアムの詳細はページ下部に)。

以下、デメリット部分も含めて、その詳細を見ていきましょう。

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実際、ANAアメックス(一般)のどこが良いの?

ANAアメックスの中で年会費が最も安いカードが、ANAアメックスの一般カードです。通常のゴールドカードよりもやや安い年会費でありながら、それらを超える特典を受けられる、“高コスパカード”といえるでしょう。

ざっくり特徴をまとめると以下の通り。

項目内容
年会費7,700円(税込)※後述しますが、実質は14,300円
基本のANAマイル還元率1.0%
入会ボーナスマイル18,000マイル獲得キャンペーン実施中(詳細後述)
継続ボーナスマイル1,000マイル
マイル保有期限無期限
付帯保険海外旅行保険(利用付帯)、国内旅行保険
空港ラウンジ国内主要空港でカードラウンジを利用可能(無料)
※同伴者1名まで無料
海外サポートグローバル・ホットライン(24時間、日本語OK)

なお、ANAの航空券購入時や、ANA指定ショップでの買い物時のマイル還元率はもっと高くなるのですが、そこに使う額なんて、全体からいえばたかが知れているという方が大半ではないでしょうか。つまりそれによって稼げるマイルは大した数にならないということで、ここではあくまでも「通常の決済によって貯まる」という意味での還元率を記載しています。

実質の年会費は14,300円

まず気になるのは、年会費をどうとらえるかでしょう。

表向きの年会費は7,700円なのですが、一般カードの場合、アメックス上で貯めたポイントを無期限で保有し、かつそれをANAマイルにそのまま変換できるようにするには、限年額6,600円(税込)の「ポイント移行コース」に参加するのが必須なのです。

つまり実質的な年会費は14,300円。思ったより高いとお感じの方もいらっしゃるかもしれませんが、それでもライバルとされるカードの年会費よりも安く済む(「ワイドゴールドカード」は15,400円)上、入手できるマイルが大きく、何より無期限に保有できるという点を考えると、メリットの方が遥かに大きいというわけです。もちろん、国内の主要空港のカードラウンジも利用できますよ。

「マイル無期限」はかなり大きい

マイルを無期限で保有できるのは、見落とされがちなのですが実はかなりのメリット。他のカードは基本的に3年程度で有効期限を迎えてしまうのですが、これだと「貯まりきる前に期限がきてしまった…!」なんてことになりかねないんですよね。無理やり旅行を詰め込まないといけなくなることもしばしば。

たとえば家族で海外にビジネスクラスで行こうと思ったら、それなりの期間にわたってマイルを貯める必要が出てきます。そこに有効期限が“壁”となって立ちはだかることが度々あるわけです。

ですから、マイルを無期限で保有できるというのは、アメックスだからこその隠れた強みといえるのです。なお厳密にいうと、日常の決済でアメックスのポイント(メンバーシップ・リワード)が貯まるのですが、これを無期限で保有できるため、必要になったときにマイルに変換すれば実質無期限で保有できるという話です。マイル自体は3年という期限があるので、必要になったときにポイントをマイルに移行させるというのが基本となります。

いくら決済すればもとがとれる?

とはいえ1万円以上の年会費がかかるとなると、「本当に元が取れるのか」という懸念をお抱えの方もいらっしゃるでしょう。

まず本カードには、「マイル還元率が1%」というかなりの強みがあることも忘れてはなりません。ライバルとされるカードもこの還元率は横並びなので、ここまであまり強調しませんでしたが、「ポイント還元率1%」(100円の決済で1円分ゲット)でも優秀と評価される中、こちらは「マイル還元率1%」(100円の決済で1マイル分ゲット)。航空券の価格を基準に考えると、1マイル=2円~5円程度の価値があるといわれていますから、これがいかに驚異的なコスパであるか、お分かりいただけるのではないでしょうか。

たとえば、年間で77万円の決済を見込むなら、年会費と同じ数である7,700マイルが貯まります。国内なら基本どこにでも行ける片道分のマイルですから、「7,700円で片道分の航空券が手に入る」と考えると、それだけでも十分な価値があるのではないでしょうか。「1マイル=3円分の価値」と計算するなら、年間2、30万円分くらいの決済額でも、年会費分は回収できるともいえそうです。

入会だけで大量マイルが

そして繰り返しになりますが、入会特典として大量のマイルがもらえることがあるのが、アメックスの良いところ。時期によっては“万単位”でマイルが獲得できることもあるので、2万マイル、あるいはローシーズンなら1万7000マイルで行ける台湾なら、これだけで旅行ができてしまいます(※必要マイル数はANA公式より)。

※現在は、入会後3ヶ月以内に合計50万円以上の利用で合計18,000マイル相当獲得可能というキャンペーンが実施されています(2025年11月6日時点)。詳細はこちら(↓)の公式サイトでご確認いただけます。

ANAアメックス(一般)公式

保険の詳細

これだけのメリットに加え、海外旅行保険がついているのもかなり強いポイント。ただし、一般カードの場合は「利用付帯」といって、当該カードでの「旅行代金の支払い」が発生してはじめて、保険が適用される形になります。「なんだ、条件付きかよ…」とお感じになった方も少なくないかもしれませんが、航空券や現地の特急列車などはもちろん、アメックスの場合は「燃油サーチャージ代」を決裁するだけでも適用条件を満たすことになるので、マイルを使って得た航空券でも(燃油サーチャージ代だけは支払う必要があるので)保険が付帯されることになります! こうして適用のハードルが低く設定されているので、基本的に困ることはないでしょう。

なお具体的な補償内容については後述しますので、必要に応じてご参照ください。

ここまでをまとめると…

ということで、ここまでの話をまとめると、

・入会時にもらえるマイルが桁外れに大きい。

・一般カードでも、「マイル還元率」「空港ラウンジ利用」「海外旅行保険」などの内容は競合のゴールドカードと変わ らないのに、実質の年会費は安く、さらに「マイル無期限」という強力な優位性がある。

・年間で30万円程度の決済が見込めるなら、一般カードを保有して少なくとも損することはない。

という特徴から、ANAメックスの一般カードこそ、“万人にとっての最適解”といえるのではないかと、私は思います。

ちなみにライバルカードとよく称される「ワイドゴールドカード」や「ソラチカカード」などと比べたコスパについては、こちらの記事も参考にしてみてください。

ANAアメックス(一般)の意外なデメリット

ここまでにお伝えした内容でデメリットといえそうなのは、年会費は7,700円では済まず、実質的には14,300円という点くらいでしょうか。

これに加えて、懸念点といえそうなことについてピックアップしてみました。

使えるお店がやや少ない?

アメックスはVISAなどに比べると、利用できる店舗がやや少ないというのは一つのデメリットといえるかもしれません。国内では基本的にJCBが使えるようなお店ではアメックスも基本的に使えるのですが、たとえば個人経営で小さく経営している店舗や、地方の小規模な施設などでは、アメックスが使えないケースはまだ存在します。

海外でも、主要都市や観光地では問題なく使えますが、アジア圏のローカルエリアなどでは使えないお店もあります。

基本的に困ることはないレベルですが、心配な方は、たとえば年会費無料の楽天カードなど、他にVISA系のカードを一枚保有しておくと安心かもしれません。

航空券がやや取りづらい

マイルを使って航空券をGETすることを前提にここまでお話ししてきましたが、海外行きの航空券は、直前だと取りづらい実状があります。時期もよりますし、ある程度近くなったらキャンセルが出ることもあるので一概には言えないのですが、マイルを使用して海外旅行を計画される場合は、早めの予約が必要であることは認識しておくべきだと思われます。

なお国内の場合は、かなり直前でも取れることが多いので、特に今から気にする必要はないでしょう。

すぐに退会してもいいのか

年会費のかかるカードでよく心配されるのは、「ずっと使い続けないといけないの?」という点でしょう。

保有するクレジットカードとは、ライフステージに応じて入れ替えていくものであり、何も一生使い続ける必要はありません。ある時期はアメックスのゴールドを活用していたものの、海外出張が減り年会費が負担に感じるようになったら、一般カードにダウングレードするなんて選択肢もあります。こうした柔軟な対応ができるため、申し込み時に「一生使い続けなくてはいけない」などと必要以上に悩む必要はないというのが、私の考えです。

とはいえ、「すぐに退会したら信用情報に影響するのでは?」という不安をお抱えの方もいらっしゃることでしょう。いわゆるクレヒス(クレジットヒストリー)というやつですね。

これはカード会社ごとの判断になるので厳密なことはいえませんが、一般的に、1年以上保有していれば全く問題ないどころか、「一定期間正常に利用した」という信用につながるといわれています。逆に半年以内で解約してしまうと、印象が悪いというのがおよその定説です。

ですから申し込みの際は、最低でも向こう1、2年くらいは使っても問題ないか、つまり「1、2年分の年会費は払えるか」という視点で検討し、それ以降は更新の時期が訪れるごとに再検討していけばいいわけです。ひとまず、一生使い続ける覚悟で申し込む必要はないという話です。

※現在ANAアメックス一般カードについては、入会後3ヶ月以内に合計50万円以上の利用で合計18,000マイル相当獲得可能というキャンペーンが実施されています(2025年11月6日点)。詳細はこちら(↓)の公式サイトでご確認いただけます。

ANAアメックス(一般)公式

申し込み後にとるべき手順

申し込み後にやるべき申請作業などを、一通りご説明しておきましょう。

①こちら(↓)のリンクから申し込み画面に進み、必要事項を記入して申請。審査結果を待ちます。

ANAアメックス(一般)

②通過してカードが届いたら、マイアカウントに登録(メールで案内が届きます)。

③「ポイント移行コース」に登録(一般カードの場合のみ)。マイアカウントにログイン後、「ポイントプログラムについて」というタブをおすと、「ポイント移⾏コースへのご登録」というボタンが出てきます。

④入会特典に応じた決済を行いましょう。だいたい「3か月以内に○○円利用すると△△マイルをプレゼント」というキャンペーンが行われているので、狙うマイル数に応じて決済することを意識するとよいのではないでしょうか。

ゴールド、プレミアムという選択肢

年間の決済額がもっと多く見込めるという方に向けて、ゴールド、プレミアムという選択肢についてもご案内しておきましょう。

まず簡単に、3種類の比較表を載せておきます。

項目ANAアメックス(一般)ANAアメックス・ゴールドANAアメックス・プレミアム
年会費7,700円(税込)34,100円(税込)165,000円(税込)
基本のマイル還元率1.0%1.0%1.0%
入会ボーナスマイル18,000マイル獲得キャンペーン実施中!>ANAアメックス(一般)公式68,000マイル獲得キャンペーン実施中!>ANAアメックスゴールド公式120,000マイル獲得キャンペーン実施中!>ANAアメックスプレミアム公式
継続ボーナスマイル1,000マイル2,000マイル10,000マイル
空港ラウンジ利用国内主要空港
※同伴者1名無料
国内主要空港
※同伴者1名無料
プライオリティパス付帯(国内外1,400以上(25年5月時点)で利用可能)
海外サポートグローバル・ホットライン(24時間、日本語OK)オーバーシーズ・アシスト(24時間、日本語OK)オーバーシーズ・アシスト・プレミアム(24時間、日本語OK)、専用コンシェルジュも
旅行保険の適用条件利用付帯(カード決済が必要)一部自動付帯自動付帯+利用で上乗せ

ANAアメックス(ゴールド)

一般カードでも他のゴールドカード以上のスペックがあるので、こちらは他のゴールドカードよりもワンランク上といえそうです。年会費は3万4,100円とけっこうな額になるので、決裁額がそれほど大きくない場合は一般カードにしておいた方が無難です。とはいえ海外でもラウンジが使えるようになったり、保険の中身が充実したりというメリットはあります。ただなんといっても大きいのは、入会特典のマイルが一気にもらえるときがあるという点でしょう。

項目内容
年会費34,100円(税込)
基本のANAマイル還元率1.0%
入会ボーナスマイル68,000マイル獲得キャンペーン実施中(詳細後述)
継続ボーナスマイル2,000マイル
付帯保険海外旅行保険(自動付帯)、国内旅行保険
空港ラウンジ国内主要空港でカードラウンジを利用可能(無料)
※同伴者1名まで無料
海外サポートオーバーシーズ・アシスト(24時間、日本語OK)

いくら決済すればもとがとれる?

1マイル=3円分の価値として計算するなら、年間で113万円ほどの決済が見込めるなら、年会費に相当するマイルが得られることになり、損益分岐点は超えるといえるでしょう。1マイル=2円として低く見積もって計算するなら、170万円ほどになります。つまりは、年間で150万円程度の決済ができそうなら場合、ゴールドカードが選択肢に入ってくるということになります。

たとえば、年間341万円以上の決済で、少なくとも年会費と同じ数のマイル(34,100マイル)を貯められます。十分海外旅行に行けてしまうマイル数ですから、これを年会費3万円ちょっとで実現できるなら、かなりお得といえるのではないでしょうか。

また、ゴールドになると入会特典がやたらと豊富になりがちなんですよね。大した条件なく、3、4万マイルくらいは一気に獲得できてしまうこともあるので、年会費と天秤にかけた上でチャンスと見たら、そのまま申し込んでしまうのがベターです。台湾で2万マイル、ハワイも4万マイルで往復できてしまうのです(ローシーズンならそれぞれ1.7万、3.5万)から、海外旅行費代わりに年会費を払うという考え方もありなのではないかと思われます(※必要マイル数はANA公式より)

※現在は、入会後3ヶ月以内に合計180万円以上の利用で合計68,000マイル相当獲得可能というキャンペーンが実施されています(2025年11月6日時点)。詳細はこちら(↓)の公式サイトでご確認いただけます。

ANAアメックスゴールド公式

保険の詳細

海外旅行保険の適用が一部条件付きだった一般カードとは違い、ゴールドは自動付帯になり、かつ補償額も一般カードより充実しています。補償内容については後述しますね。

その他メリットとデメリット

一般カードの場合、「マイル無期限」を実現するに年会費6,600円(税込)の「ポイント移行コース」に参加する必要がありますが、ゴールドでは最初からサービスに含まれているので、追加料金はかかりません。ですからネックになるのは、単純に会費が割に合うかどうかといった点に尽きるでしょう。

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ANAアメックスゴールド公式

ANAアメックス(プレミアム)

最高ランクのプレミアムカードについてもご紹介しておきましょう。年会費はなんと165,000円!それなりの富裕層でないと簡単には手が出ないところでしょう。しかしその特典内容を見てみると、さすがは「16万円のアメックス」といった感じ。マイル還元率からコンシェルジュサービス、プレミアムラウンジ、グローバル特典まで、たしかに会費に見合ったサービスが豊富ともいえるのです。

項目内容
年会費165,000円(税込)
基本のANAマイル還元率1.0%
入会ボーナスマイル120,000キャンペーン実施中
継続ボーナスマイル10,000マイル
付帯保険海外旅行保険(自動付帯・補償額が最高クラス)
空港ラウンジプライオリティ・パス付帯(国内外1,400以上の空港(25年5月時点)で利用可能)
海外サポートオーバーシーズ・アシスト・プレミアム(24時間、日本語OK)、専用コンシェルジュも

いくら決済すればもとがとれる?

まずは損益分岐点のお話から。プレミアムも、基本のマイル還元率は1.0%。たとえば年間で約550万円の決済をすると、55,000マイルが貯まる計算になります。1マイル=3円として計算すると、このくらいの決済額でももとがとれるということになるでしょうか。これが1マイル=2円という計算にすると、800万円ちょっとの決済があってもとがとれるということになります。

5万5000マイルもあれば、家族がかりで台湾にいってもお釣りがでるくらいですから、これが年間16万円ほどの出費で実現するとあれば、お得な感じがしてきますね。もちろん、年間550万円をこのカードで決済する前提ですが。逆にいうと、それ以上の額の決済が見込める場合は、むしろプレミアムを選ぶ方がお得という話になってくるわけです。

※現在は、入会後3ヶ月以内に合計300万円以上の利用で合計120,000マイル相当獲得可能というキャンペーンが実施されています(2025年11月6日時点)。詳細はこちら(↓)の公式サイトでご確認いただけます。

ANAアメックスプレミアム公式

保険の詳細

海外旅行保険は自動付帯であることはさることながら、その保証額も十分すぎるくらいになります。逆に言うと、プレミアムを保有できるくらいの方は、所持品も高価であることが多いので、それに見合った保険が必要ということなのかもしれません。

補償内容の詳細は、後述するようにします。

その他メリットとデメリット

プレミアムならではの特典が多く、特に国内外1,400か所以上(2025年5月時点)の空港ラウンジが利用できるプライオリティ・パスが付帯しているのは大きな魅力でしょう。

ゴールドと同じく6,600円のポイント移行コースがすでに含まれているので、デフォルトでマイル無期限保有が可能になっています。

レストラン予約や旅行手配など、専任スタッフがコンシェルジュとしてつくのも、特別感がありますね。

デメリットとしては、もうこれは年会費が高いということに尽きるでしょう。とはいえ単純に損益分岐点をクリアできるかという視点だけでなく、海外旅行に行く機会の多い方にはたまらないメリットが豊富という点も、検討の要素に加えてもよさそうです。

ちなみに、世界で2600以上ある高級リゾートホテル「ファイン・ホテル・アンド・リゾート(FHR)」などの優待が利用できるため、海外の高級ホテルをお得に予約できるというメリットなどもさりげなくあります。

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ANAアメックスプレミアム公式


それぞれの保険内容の詳細

保険内容の詳細を把握しておきたいという方に向けて、3種類の違いなどについて触れておきましょう。簡単な表にまとめると、以下の通りです。

補償内容ANAアメックス(一般)ANAアメックス・ゴールドANAアメックス・プレミアム
傷害死亡・後遺障害最大3,000万円最大1億円最大1億円
傷害治療費用最大100万円最大300万円最大1,000万円
疾病治療費用最大100万円最大300万円最大1,000万円
携行品損害最大30万円(免責3,000円)最大50万円(免責3,000円)最大100万円(免責3,000円)
賠償責任最大3,000万円最大4,000万円最大5,000万円
救援者費用最大200万円最大400万円最大1,000万円

このあたりは、安心をどこまで求めるかということでしょうね。

なお額は下がりますが、保険自体は配偶者や子供にもきちんと適用されるのでご安心ください。※詳細は公式サイトでもご確認ください。

まとめ

というわけで、長くなってしまいましたが、本稿の結論としては、「とにかくマイルを貯めるという目的ならANAアメックスのコスパが最強」「迷ったら一般カードが無難」ということになります。

そんなANAアメックスの特徴をまとめると、

・入会時にもらえるマイルが桁外れに大きい。

・一般カードでも、「マイル還元率」「空港ラウンジ利用」「海外旅行保険」などの内容は競合のゴールドカードと変わ らないのに、実質の年会費は安く、さらに「マイル無期限」という強力な優位性がある。

・年間で30万円程度の決済が見込めるなら、一般カードを保有して少なくとも損することはない。

・決済額が大きく見込める場合、その額に応じてゴールド、プレミアムも選択肢に。ランクが上がると、マイルの貯まりやすさやサービス内容がアップする。

といった感じです。実費となるとためらいがちな海外旅行ですが、貯まったマイルとあれば、腰も軽くなるでしょう。それが実質的な負担なく得られるとあれば、人生を豊かにする選択肢として、ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。

ANAアメックス(一般)

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