ヴィトン、グッチ…ブランド品は台湾の方が日本より安い?

手軽にいける海外旅行先として人気な台湾ですが、日本に比べて基本的な物価が安いとよくいわれます。

そうなると、ヴィトンやグッチ、エルメス、ディオールなど、世界のトップブランドの商品も、台湾で買う方が安いのではないか、とお考えの方も多いかもしれません。

そこで今回は、台湾で販売されている世界的ブランドの種類や、それらを日本と比べたときの価格の目安、そもそも台湾の物価はどのくらいなのかという実態などについて、詳しくお伝えしていきます。

目次

台湾に店舗を構える有名ブランド店【ヴィトン、グッチ、エルメスほか】

台北101

台湾にもラグジュアリーブランドが多く出店していて、台北101や各都市の百貨店などでは世界的ブランドが購入できるようになっています。

たとえば台北101には、ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)やグッチ(Gucci)エルメス(Hermès)といった高級ブランドの旗艦店が並んでおり、ファッションに敏感な台湾人や観光客の間で人気を集めています。

その他にも、プラダ(Prada)シャネル(Chanel)ディオール(Dior)などの世界的なラグジュアリーブランドが目白押し。さらに、ジュエリーや時計の分野でも、カルティエ(Cartier)ヴァン クリーフ&アーペル(Van Cleef & Arpels)ブルガリ(Bulgari)といったハイエンドのブランドが揃っています。

もちろん台北101だけではなく、台北市内の他の大型デパートやショッピングモールでも多くの高級ブランド店が見られます。例えば、新光三越(SOGO)微風広場(Breeze Center)も、ファッションブランドやアクセサリーショップの豊富な選択肢を提供しています。

正直、台湾の人たちが日常的にこうしたお店に買い物にくるというよりも、外国人観光客の人たちがよく訪れているイメージです。

ブランド品は日本よりも台湾の方が安い?

台北101のルイヴィトン(ルイヴィトン公式より)

では、実際にこれらのラグジュアリーブランドは日本で買うよりも台湾の方が安いのか。

結論から申し上げると、台湾でブランド品を購入する際、価格が日本と大きく変わらない、もしくは台湾の方が少し高いことが多いのが現状です。特に現在の円安の影響により、日本で買う方がお得に感じられることが多くなっているかもしれません。台湾の物価自体は比較的低いものの、ラグジュアリーブランドに関しては、日本の店舗と同等か、場合によっては高く設定されている場合が多いです。

例えば、ルイ・ヴィトングッチのようなブランドでは、台湾国内の輸入税や店舗運営コストが反映され、結果として商品の値段が日本よりも高くなることがあります。

そして円安の影響も見逃せません。国際的に円が安くなっていることから、日本で購入する場合と比べて、相対的に海外での買い物が割高に感じられる状況になっています。台湾では日本円での支払いができないため、現在の為替レートを考慮すると、総合的に見ると日本での購入の方が経済的だと感じることが増えています。

台湾の日用品や食費は安い、が…

日用品や食費に関しては、台湾は日本に比べて一般的に安いです。台湾の地元スーパーや夜市(ナイトマーケット)では、衣類、日用品、食料品を日本よりも安価で購入することができます。例えば、台湾では定番の屋台料理やローカルな食堂での食事は、驚くほど低価格です。軽食であれば、わずか数百円程度で済むことが多く、特に外食文化が根強い台湾では、日々の食費が抑えられるのが魅力です。

しかし、現在の円安によって、こうした価格差が以前ほど感じられなくなっています。円安の影響で、日本円を台湾ドルに換算する際に、日本での生活費との差が縮まってしまっているからです。特に、旅行者にとっては、台湾での食事や日用品の安さが以前ほど魅力的には映らない可能性があります。例えば、現地で購入するミネラルウォーターやカフェのドリンクなどは、台湾では依然として安価ではありますが、円安の影響を受けて、日本で感じる安さほど大きな違いがなくなってきているのです。

また、輸入品に関しては、台湾国内で高額になる傾向があり、日本で購入する方が安い場合も多く見られます。このように、日用品や食費に関してはまだお得感があるものの、今の為替状況を考慮すると、旅行者が「物価が安い」と実感する機会が減っているのが現状です。

まとめ

ということで、結論としては、

・世界的ブランド品は日本で買うよりも台湾で買う方が安いということはない!むしろ円安の影響で高いと感じられることの方が多そう

・日用品や食品など、基本的な物価は日本より台湾の方が安いが、それも円安の影響で以前よりは感じづらくなってい る。

皆様の参考になれば幸いです。

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