今回は、3泊4日の台湾旅行でかかる予算の目安と、両替して用意しておくべき「現金」の目安について、簡潔にお伝えしていきます。なお日本円に換算した料金は、その時の為替レートによって多少変わってきますので、その点はご了承ください。
3泊4日の台湾旅行の予算
航空券やホテル代
3泊4日の台湾旅行で最も大きな費用となるのは、航空券とホテル代です。まず、航空券に関しては、時期や航空会社によって価格が大きく変動します。特に、LCC(格安航空会社)を利用する場合、往復で3万~5万円程度が一般的な相場です。一方で、従来の大手航空会社を利用する場合は、5万~7万円ほどになることが多く、シーズンや予約のタイミング次第ではもう少し高くなることもあります。安く済ませたい方は、早めに予約することや、オフシーズンの時期に旅行することがおすすめです。
ホテル代ですが、台湾のホテルは日本と比べて比較的リーズナブルです。台北の市内中心部にある3つ星ホテルに泊まる場合、1泊あたり1室6,000円~10,000円程度が目安です。3泊の場合、1室あたり18,000円~30,000円程度の予算を考えておくと良いでしょう。ホテルのグレードや立地条件によっても価格は異なりますので、少しでも費用を抑えたい場合は、台北駅から電車で10~20分ほど離れたエリアを選ぶと良いでしょう。また、ゲストハウスやドミトリーなどの相部屋タイプに泊まると、1泊3,000円前後で宿泊できることもあります。
ということで、3泊4日の台湾旅行で航空券とホテル代は全体で5万円~8万円ほどが目安になりますが、早めの予約や割引を活用することで、さらに節約することが可能です。航空券とホテルをセットで予約するパッケージツアーも割安になることが多いので、比較して検討してみるのもおすすめです。
現地でかかるお金の目安
3泊4日の台湾旅行で現地でかかるお金としては交通費、食費、観光費、お土産代などがあります。ここでは旅行費全体の予算感を把握するために、日本円をベースに記しておきます(後に台湾元をベースにも記載します)。
まず、交通費についてですが、台湾の公共交通機関は非常に発達しており、MRT(地下鉄)やバスを使えば日本円にして1日1,000円以内に抑えることが可能です。台北市内を観光するだけであれば、1日乗り放題のMRTチケットを利用すれば1日約700円ほどで済むため、3泊4日で合計3,000円~4,000円程度と考えておくと安心です。また、台北から少し離れた九份や十分などへ行く場合、バスや電車を利用して追加で1,500円~2,000円ほどかかることもあります。※MRT使用の際は、台湾版Suicaといわれる「悠遊卡(ヨウヨウカー)」を駅で買っておくと便利です。
次に、食費ですが、台湾は屋台やローカル食堂が充実しているため、食事代を比較的安く抑えられます。日本円にして1日あたり1,500円~2,000円程度の予算で十分楽しめるでしょう。夜市などでローカルフードを楽しむ場合、1食あたり300円~500円程度で済みます。つまり3泊4日で計算すると、日本円にして約6,000円~8,000円ほどの食費が目安となります。もちろん、高級レストランで食事をする場合やカフェでゆっくり過ごす場合は、もう少し予算を多めに考えておくと良いでしょう。
観光費については、観光スポットによって入場料がかかる場所もあります。たとえば、台北101展望台の入場料は約2,400円、国立故宮博物院の入場料は約1,000円です。また、現地ツアーに参加する場合は1日3,000円~5,000円ほどかかることもあります。3泊4日で主要な観光地を巡る場合、観光費は合計5,000円~10,000円ほどを目安にしておくと安心です。
最後に、お土産代ですが、台湾ならではのお土産を買う場合、1人あたり5,000円~10,000円程度を見込んでおくと良いでしょう。パイナップルケーキや台湾茶、雑貨などを購入する場合でもこの範囲で収まることが多いです。
以上をまとめると、3泊4日の台湾旅行で現地でかかるお金の目安は、交通費・食費・観光費・お土産代などを含めて、日本円にして20,000円~35,000円ほどが目安となります。これに、多少の余裕を持たせて現金を用意しておくと、急な出費にも対応できるので安心です。
ということで、先ほど「3泊4日の台湾旅行で航空券とホテル代は全体で5万円~8万円ほどが目安」とお伝えした額とあわせると、3泊4日の台湾旅行全体にかかるお金としては、7万円~12万円くらいがおおまかな目安になるかと思います。もちろん、節約の仕方によっては5万円程度で楽しめるやり方もあるでしょう。あくまでも一つの目安としてお考え下さい。
用意しておくべき「現金」の目安
主要な観光地の料金
台湾の主要な観光地の料金は、施設やアクティビティによって異なりますが、比較的リーズナブルな価格で楽しむことができます。一部先ほどご紹介した通り、多くの旅行者が訪れる「台北101」の展望台入場料は、約600台湾ドル(約2,400円)です。ここから台北市内を一望できるため、人気の観光スポットとなっています。なお、入場券は事前にオンラインで購入すると割引が適用されることもあるので、事前チェックをおすすめします。
同じく人気の「国立故宮博物院」の入場料は、一般料金で350台湾ドル(約1,400円)です。ここでは、中国の歴史的な文化財や芸術品を鑑賞でき、見応えのある展示が揃っています。学生割引もあるため、学生証を持参すればよりお得に入場できます。
映画『千と千尋の神隠し』のモデルとなったと言われる「九份(きゅうふん)」では、特に入場料はかかりません。ただし、九份へ行くための交通費や、現地でお茶を楽しむカフェ代、名物スイーツの購入などで1,000円~2,000円程度の予算を考えておくと良いでしょう。
「士林夜市」など夜市での食事やショッピングも台湾旅行の醍醐味です。夜市では、1品あたり約50~150台湾ドル(約200~600円)と非常に手頃な価格で食事が楽しめます。また、お土産や雑貨を購入する際も数百円程度で購入できるため、費用を抑えつつ台湾らしさを満喫できます。
その他、台北から電車で行ける「猫村(猴硐)」や「十分」でのランタン飛ばし体験は、ランタン1つで約200~300台湾ドル(約800~1,200円)です。特に十分のランタン飛ばしは台湾の伝統文化を体験できる貴重なアクティビティなので、ぜひ予算に組み込んでおきましょう。
以上のように、主要な観光地やアクティビティの料金は1,000円~3,000円程度の範囲に収まることが多いですね。
両替しておくべき現金の目安
上記も踏まえつつ、3泊4日で観光や食事、お土産購入などを含めて必要になる現金は、台湾ドルでいうと約5,000~7,000元程度(日本円でいうと20,000円~30,000円程度)が一つの目安となるでしょう。
先ほど日本円ベースで記したことですが、台湾元をベースにお示ししていくと、まず食費は、屋台やローカル食堂での食事は1食あたり50~120元程度で済ませることができるため、1日あたり300~500元を見積もっておくと安心です。3泊4日で計算すると、合計で約1,200~2,000元の予算を確保しておくと良いでしょう。もしレストランでの食事を中心に考えている方や美食を堪能したい方は、もう少し多めに準備することをおすすめします。
続いて交通費について。台北市内の移動であれば、MRT(地下鉄)やバスを利用することで1日あたり100~150元程度に抑えられます(MRT使用の際は、台湾版Suicaといわれる「悠遊卡(ヨウヨウカー)」を駅で買っておくと便利です)。3泊4日での交通費は、約400~600元ほど見込んでおくと良いでしょう。さらに、九份や十分など台北市外へ足を伸ばす予定がある場合は、追加で500~1,000元の交通費を見積もっておくと安心です。
観光費については、どこに行くかによって大きく左右されますが、先述した通り主要な観光地の入場料や体験費用を合計すると、3泊4日で1,500~2,500元ほど見込んでおくと良いでしょう。ランタン飛ばしや台北101の展望台、故宮博物院などに訪れる場合は、その分多めに予算を用意することが望ましいです。
お土産代については、台湾では雑貨や食品など、多様なお土産が手頃な価格で購入できますが、1人あたり2,000~3,500元程度を想定しておくと、余裕を持ってショッピングを楽しめるでしょう。パイナップルケーキやお茶、雑貨などの人気アイテムを購入する際にこの金額があれば十分です。
以上を踏まえ、3泊4日の台湾旅行で必要な現金として、5,000~7,000元を目安に両替しておくと安心です。また、クレジットカードが使える場所も多いため、大きな買い物やホテルの支払いはカードで済ませることで現金の持ち歩きを最小限に抑えることができます。両替を行う際は、小額紙幣やコインも用意しておくと、屋台やバス、地下鉄での支払いがスムーズになります。
皆様のが良い4日間を過ごさせることを願っております。