台湾語の「こんにちは」は「ニーハオ」でOK!旅行中のあいさつについて発音含め解説します

「台湾語」と、日本で習う「中国語」には多少の違いがあるとはよく言われます。では台湾旅行に行く際、中国語とは切り分けて「台湾語」の挨拶くらいは覚えた方がいいのかというと、決してそんなことはないんですよね。

本稿では、簡単な中国語でも十分通じるという台湾の実態と、覚えておきたい中国語の挨拶フレーズを発音の仕方込みでお伝えしていきます。

目次

正確な台湾語でいう「こんにちは」

まず前提として台湾では、中国語(標準中国語/北京語)とはやや異なる台湾語(台湾華語)が基本的に使われています。その意味での正確な「こんにちは」は以下の通りです。

漢字表記:你好
ピンイン(台湾語ローマ字):Lí-hó
カタカナ読み:リー ホー

台湾語では「你好(Lí-hó)」が「こんにちは」に相当します。標準中国語(北京語)の「你好(Nǐ hǎo)」とは発音が異なり、台湾語では「リー ホー」となります。中国語のピンインのルールを学んでいる人からすると違和感があるかもしれませんが、日本で「先生!」と呼ぶときの言い方に近い感じで発音しましょう。

旅行中は簡単な「中国語」で十分通じる

台湾では、いわゆる「中国語(北京語)」も十分通じますし、日常言語として使っている人もいます。少なくとも旅行者が使う分にはばっちり伝わるわけですから、聞きなじみの無い台湾語を使うより、日本でも知られている中国語を使うのがベターではないでしょうか。

ちなみに、観光地では英語が通じる場合もありますが、特にローカルな市場や食堂では英語が通じにくいこともあるため、基本的な中国語を使えると安心です。

「中国語」の簡単な挨拶

ということで、ここでは中国語の簡単な挨拶言葉をならべておきます。台湾語を覚えるより、以下の中国語を正確に発音できるように注意する方が、よほど有意義なはずです!

こんにちは

漢字表記:你好
ピンイン:Nǐ hǎo
カタカナ読み:ニー ハオ

「你好(Nǐ hǎo)」は最も基本的な挨拶で、日本でも「ニーハオ」としてよく知られています。台湾でも問題なく通じ、フォーマルでもカジュアルでも使える便利な表現です。「ニー」の部分に力点を置いて発音すれば、正確じゃなくても全然伝わります。

おはよう

漢字表記:早安
ピンイン:Zǎo ān
カタカナ読み:ザオ アン

「早安(Zǎo ān)」は、朝の挨拶として使われます。「アン」の部分をキー高めで発音しましょう。

こんばんは

漢字表記:晚安
ピンイン:Wǎn ān
カタカナ読み:ワン アン

夜の挨拶として使われる「晚安(Wǎn ān)」は、「おやすみなさい」という意味でも使われます。とはいえ旅行中には夜も「ニーハオ」で十分でしょう。

ありがとう

漢字表記:謝謝
ピンイン:Xièxiè
カタカナ読み:シエ シエ

「謝謝(Xièxiè)」は、日本でも馴染みのある中国語の表現の一つですね。カジュアルな場面でもフォーマルな場面でも使えます。より丁寧に伝えたい場合は「非常感謝(Fēicháng gǎnxiè)」や「多謝(Duōxiè)」などの表現もありますが、慣れていなければ「謝謝」だけで十分です!

ただし、一般的に日本では「シェイシェイ」と認識されていることが多いですが、実際の発音とは異なります。

「謝謝」はピンインでは「xièxiè」と書き、発音は「シエシエ」に近いです。「xiè」の部分は4声で、語尾を短く下げるように発音しましょう。

簡単な中国語だけでも覚えた方が、台湾旅行が楽しくなるのは間違いないでしょう!


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