雨の日こそ楽しめる台湾の観光地と遊び方を紹介しよう

せっかくの台湾旅行なのに雨予報……。しかし気を落とすことはありません。本稿では、雨の日こそ楽しめる台湾の観光地や遊び方についてご紹介していきます!

雨の日でもふつうに観光するつもりでいよう!

まず前提として、台湾は雨の多い国。雨が降っても「残念…」などとは気を落とさず、よくあることとしてあらかじめ認識しておきましょう。

ですからせめて、“雨でも観光する前提”で準備しておくことが大事だといえます。天気予報はなるべくこまめにチェックしつつ、折り畳み傘を常にカバンに忍ばせておくとよいですね。傘があれば移動しやすいスポットも多いですから、雨の日でも十分楽しめますよ。

とはいえ、自然豊かなスポットなどはどうしても観光はしづらくなります。また、屋内で楽しめるような観光地や遊び方はないかと探していらっしゃる方もいるでしょう。そんな方へ、以下にご提案していきます。

目次

雨の日でも楽しめる遊び方

台湾マッサージ

まずは定番ですが、室内でゆっくりできる「台湾マッサージ」。観光に疲れた体を癒すだけでなく、台湾らしい文化を体験できるアクティビティともいえます。

特に、足裏マッサージは旅行者の間でも定番中の定番。台湾では「足は第二の心臓」と言われるほど足の健康が重視されているんですね。正直、日本の足つぼマッサージと大きな違いは私には感じられないのですが、旅の疲れをいやしつつ、また台湾文化を経験する意味でもぜひトライしてみたいところです。

また、全身マッサージやオイルマッサージ、肩・首だけに特化したコースなど、メニューは非常に豊富です。店舗によっては漢方を使った施術や、古くから伝わる「刮痧(グアシャ)」などの伝統療法も体験できます。雨で肌寒い日には、こうした温かいマッサージで芯から体を温めるのもいい過ごし方かもしれません。

観光エリアにある店舗なら日本語が通じるところもあり、安心して利用できます。価格帯もリーズナブルで、60分で1,000元前後が目安。チェーン店であれば価格設定も明確なので、旅行中でも気軽に立ち寄れます。

ただし、店舗によっては当たり外れもあるため、Googleマップの口コミや旅行者のレビューを事前にチェックするのが無難ですね。


食べ放題のKTV

ちょっと意外かもしれませんが、個人的には「KTV(カラオケボックス)」もおすすめ。実は、台湾のKTVは日本のカラオケと少し違っていて、食べ放題付きのプランがあるなど、エンタメとしての満足度がとても高いんですね。

KTVは主に「好樂迪(Holiday)」や「錢櫃(チェンキュー)」などの大型チェーンが有名で、都市部なら駅近くに複数あります。中でも注目したいのが、“時間制の食べ放題付きパック”。一定の料金で個室が使え、ビュッフェ形式の食事が楽しめるという、ちょっとしたレストラン感覚で利用できるシステムです。

料理の内容も予想以上に本格的で、台湾料理はもちろん、和食、中華、洋食、デザートまで幅広いラインナップ。ドリンクバーも自由に利用できるため、グループ旅行でも満足度が高いのが特徴です。日本語の楽曲も豊富に揃っていて、操作パネルも多言語対応であることが多いので、初めての人でもスムーズに楽しめます。

KTVは24時間営業の店舗も多く、特に雨で予定が崩れたときには、何時間でも滞在できる“避難場所”としても優秀です。大人だけでなく、家族連れや学生旅行にもぴったり。何よりも、観光地ではあまり味わえない“台湾の日常文化”を体験できる点が魅力といえます。

ただし、週末の夜は混み合いやすいので、早めに行くか予約しておくのがベターです。

あまり知られていないものの、KTVは「観光+グルメ+エンタメ」を一度に楽しめる穴場スポット。雨の日でも一日中笑って過ごせる場所として、ぜひ選択肢に入れてみてください。

屋内の観光スポットへ

以下は定番観光地ではありますが、屋内でありながらもじっくり楽しむことができるスポットを挙げておきます。

国立故宮博物院

翠玉白菜

まずは、台湾を代表する観光名所として知られる「国立故宮博物院」。有名すぎるほどの定番スポットですが、雨の日に訪れるのにとても適した場所でもあります。展示のほとんどが屋内にあるため、天候に左右されずにじっくり鑑賞できるのが魅力です。

国立故宮博物院は、約70万点にのぼる中国古代の文物を収蔵しており、その多くは元々中国の故宮(紫禁城)にあった宝物です。中でも有名なのが、翡翠でできた「翠玉白菜」や、「肉形石(豚の角煮にそっくりな石)」など、見た目のインパクトがある展示品。歴史に詳しくなくても「見て楽しい」と感じられるものが多く、観光初心者にもおすすめです。

館内はとても広く、複数の展示エリアに分かれていて、すべてを見ようと思うと半日以上かかることもあります。天気の良い日には外での観光を優先したくなりますが、雨の日であればむしろ落ち着いた気持ちで一つ一つの展示に向き合うことができ、満足度も高まります。

アクセスは少し不便に感じるかもしれませんが、MRT士林駅からバスで15分ほど。天気が悪いときは、タクシーを利用するのも快適です。施設内にはカフェやショップもあるため、疲れたら休憩しながら過ごせるのも嬉しいポイントです。

あらかじめ公式サイトで展示スケジュールを確認しておくと、より充実した訪問になります。行列ができやすい週末や観光シーズンでも、雨の日は比較的空いていることが多いので、静かに芸術と歴史に触れたい方には特におすすめです。


台北101

台北のランドマーク「台北101」は、雨の日にぴったりの観光スポットです。高層ビルというと展望台ばかりが注目されがちですが、実はそれ以外にも見どころが豊富で、屋内だけでも十分に楽しめる構造になっています。

地下1階から地上5階までがショッピングモールになっており、高級ブランドからお土産ショップ、台湾ならではのライフスタイル雑貨店まで幅広くそろっています。ウィンドウショッピングをするだけでも楽しい空間で、雨に濡れることなくじっくり店内を巡ることができます。

飲食店も充実しており、特に地下のレストランフロアは多彩です。中でも人気なのが、世界的に有名な小籠包の名店「鼎泰豊(ディンタイフォン)」。店内は広めで、日本語メニューもあり、観光客にもやさしい雰囲気です。混雑を避けたい場合は、開店直後やアイドルタイムに訪れるのが狙い目です。

また、展望台は雨の日でも楽しめるポイントの一つ。確かに、曇っていたり視界が悪い日には景色が見えづらいこともありますが、逆に雲の中にいるような幻想的な体験ができることもあります。展望台までは高速エレベーターで一気に上がることができ、そのスピードもちょっとしたアトラクションのようで楽しめます。

おしゃれなフードコートやカフェスペースもあり、ちょっとした休憩にも最適です。イベントスペースでは、季節ごとの企画展やポップアップショップなども開催されているので、何度訪れても新しい発見があります。

交通アクセスも抜群で、MRT台北101/世貿駅から直結。雨の日でも濡れずに入館できる点は、台湾旅行中のストレスを大きく軽減してくれます。天気に関係なく楽しめるスポットとして、覚えておくと便利です。


台北駅内

台北駅は、単なる交通ハブというだけでなく、実は屋内観光スポットとしてもとても優秀です。特に雨の日には、移動が不便な屋外スポットよりも、駅構内や直結した地下街で過ごすのが快適です。

まず注目したいのが、駅直結の「台北駅地下街」。Yエリア・Zエリア・Kエリア・Rエリアの4つに分かれており、それぞれに異なる特色があります。たとえば、Yエリアには台湾のサブカルチャーが色濃く残るホビーショップやファッション店が並び、見て歩くだけでも面白い空間です。掘り出し物やプチプラ商品も多く、ショッピング好きにはたまらないエリアといえます。

グルメの選択肢も非常に豊富です。軽食スタンドやドリンクバー、インドネシア料理店など、ちょっと個性的な店舗も目立ち、他では味わえないようなローカルな食体験ができます。屋内にあるため、雨にぬれる心配もなく、ゆっくり座って食事ができるのは旅行者にとって嬉しいポイントです。

もちろん、お土産探しにも困りません。台湾茶、パイナップルケーキ、乾物や雑貨まで、地下街を歩けば自然と多くの選択肢が目に入ってきます。大型スーパーや専門店が入っていることもあり、まとめ買いをしたいときにも便利です。

ちなみに、駅を出た周辺にはマッサージ店がずらりと並んでいます。手頃な価格で足裏マッサージや全身マッサージを受けられるので、ショッピングや食事で疲れた体をほぐすのにぴったり。駅から出てすぐに店舗が点在しているため、雨の中を長く歩く必要もありません。

交通アクセスの良さは言うまでもなく、MRT、台鉄、高鉄(新幹線)が集まるターミナルなので、旅のスケジュールに柔軟に組み込めるのも大きな魅力です。時間つぶしにも最適で、雨の中でも充実した時間を過ごせる場所として、台北駅もぜひ候補に加えてみてください。

というわけで、雨の日でも台湾を楽しんでいただけるような観光地&遊び方についてご紹介しました。天候にとらわれず良き台湾Daysをお過ごしください!

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