「台湾の米はまずい!」。ネット上ではこんな評判をよく目にするのですが、何度も台湾に訪れている私自身は、台湾で食べる米に特段の違和感を抱いたことはないんですよね…。
今回は、私が台湾で食べた米について、また台湾の米がまずいと言われる理由について、お伝えしていきます。
屋台やレストランで食べた米の味…
台湾に留学していた半年間、その後何度も台湾旅行に訪れている私ですが、「米がまずい!」と感じたことは、正直ありません。
小ぎれいなレストランで出てきた白米も、人気がなさそうなボロ屋台で食べたルーローハンも、どれも米の味が気になった経験はないのです(おかずの味がダメだったことは何度もありますが…)。


日本にいるときに「米がまずい」と思った経験がほとんどない私なので、そもそも舌が鈍感である可能性はあります。それでも、さすがに日本の米と大きな違いがあれば気になるくらいのふつうの感覚は持っているはず(笑)。通算でいえばかなりの数の飲食店で食事をしてきましたから、「たまたまちゃんとした店にしか行ってなかった」という話でもないでしょう。
これから台湾旅行をお考えの方は、特に気にすることなく食事を楽しんでいただけたらと思っています。



台湾の米がまずいと言われる理由
ではなぜ台湾の米はまずいという声があがるのか。
飲食店でまずいと感じた経験がない私として考えられるのは、スーパーなどで市販されている台湾産のお米に対して、日本出身の台湾在住者の方々が厳しい目を向けているということなのかなと。自宅で食べる米だからこそ、日本の米との味の違いが際立つのかなと思うところです。
逆に飲食店の場合、そもそも「海外の食べ物」という先入観をもって食べているので、私は気にならなかったのかもしれません。
ちなみに市販されている台湾米について、「まずい」と評される一因として挙げられるのは、その品種や加工工程の違いにあるかもしれません。日本の米は粘り気が強く、炊き上がりのふっくら感や甘みが特徴ですが、台湾では粘り気が少ないインディカ米や、ジャポニカ米の中でも特に淡白な品種が多く栽培されています。そのため、日本米に慣れ親しんだ人が食べると、違和感を抱くことはあるのかもしれませんね。特に、炊飯器の性能が低い場合や、水加減を間違えた場合には、さらにその違いが際立つ可能性があります。
あるいは、台湾では屋外での保存や湿気の多い気候の影響で、お米が劣化しやすいとも言われています。
こういう事情が重なって、自宅で食べる台湾米は「まずい」と感じる人がいるのかもしれません……。