台湾旅行「行く前」と「滞在中」に気をつけるべきこと

今回は、台湾旅行で気をつけるべきことについて、8点お伝えしていきます。

目次

現金の用意

両替は現地についてからすべき

台湾旅行では、両替は現地で行うのが断然お得です。日本国内の空港や銀行でも台湾ドルに両替できますが、レートがあまり良くなく、手数料も高くなりがちです。これに対して、台湾の空港や市内の銀行では、より良いレートで両替ができることが一般的です。

特に、台湾の主要空港である「台北桃園国際空港」では、24時間両替所が営業しているため、深夜便で到着しても両替に困ることはありません。また、空港以外にも、都市部に入れば銀行や両替所が多くあり、便利に利用できます。台湾の大きな都市では手数料無料の自動両替機もあり、スムーズに現金を手に入れることが可能です。

ただし、銀行での両替は手続きに時間がかかることがあり、旅行の予定が詰まっている場合には空港の両替所を利用する方が効率的です。現地での両替が安心で便利な選択肢と言えるでしょう。

現金しか使えないお店が多い

台湾旅行中、特に夜市やローカルな飲食店、屋台では現金しか使えないことが多く、事前に現金を用意しておくことが必要です。台湾ではクレジットカードや電子マネーが普及していますが、観光客が多く訪れる夜市や伝統的なマーケットなどでは、現金払いが一般的な決済手段です。

夜市では小さな屋台が集まり、短時間で多くの客をさばくため、クレジットカード端末を使わずに現金でのやり取りが基本となっています。また、ローカルな食堂や小規模なショップでも現金しか受け付けない場合があり、現地で細かい台湾ドルを持っていると非常に便利です。

そのため、空港で最低限の現金を両替しておくこと、さらに夜市や小さな店舗で買い物をする際には、少額紙幣やコインを事前に準備しておくことが大切です。お釣りがないと言われることもあるので、あらかじめ細かいお金を用意しておくとスムーズに買い物を楽しめます。

台湾滞在中の注意点

雨が多い

台湾は一年を通じて雨が多い国であり、特に旅行中には天候に注意が必要です。台湾は亜熱帯気候に位置しているため、梅雨や台風シーズンだけでなく、突然のスコールのような強い雨が降ることがしばしばあります。特に5月から9月の間は降水量が多く、湿度も非常に高いため、屋外での観光や移動の際にはしっかりとした雨具が必要です。

旅行の準備としては、折りたたみ傘を持参することをおすすめします。これらのアイテムはコンパクトで持ち運びしやすいため、観光中に急な雨に見舞われても対応しやすくなります。また、台湾では冷房の効いた建物に入ると外との温度差が大きいため、薄手のカーディガンやジャケットも一緒に用意しておくと快適に過ごせます。

雨に備えることで、天候に左右されず、充実した台湾旅行を楽しむことができるでしょう。

地下鉄(MRT)では飲食禁止

台湾の地下鉄(MRT)では、駅構内や車内での飲食が厳しく禁止されています。台湾のMRTは清潔さが非常に保たれていることで有名で、これを維持するために、ガムや飲み物、軽食なども一切禁止されています。これは、日本の電車とは異なる点で、つい飲み物を手にしてしまいがちですが、注意が必要です。

罰金の対象になることもあり、違反が見つかると、1,500台湾ドル(約7,000円)から最大7,500台湾ドル(約30,000円)の罰金が科せられる可能性があります。特に、ペットボトルの水やチョコレートなどの軽食も飲食に含まれるため、旅行者は普段の習慣で違反してしまわないよう気を付けましょう。

駅の改札を入る前に飲み物を飲み干す、もしくは食べ物をカバンにしまうなどの準備をしっかりとしておくと安心です。

バスは手を挙げないと止まらない

台湾のバスに乗る際には、手を挙げて合図しないとバスが止まらないことがあります。日本ではバス停で待っているだけでバスが停まるのが一般的ですが、台湾では手を挙げて乗車意思をアピールしないと、そのまま通過されてしまうことが多いのです。

特に、台湾の市バスは路線が多く、バス停で待っていると、さまざまな番号のバスが次々とやってきます。そのため、乗りたいバスが来たときにすばやく手を挙げ、運転手に意思表示をすることが重要です。これを怠ると、バスが止まらずに通り過ぎてしまい、待ち時間が長くなってしまう可能性があります。

また、バスの支払いは「悠遊卡(ヨウヨウカー)」などのICカードが便利ですが、現金を使う場合はお釣りが出ないことが多いので、事前に小銭を用意しておくとスムーズです。

タバコのルールは厳しい

台湾ではタバコに関するルールが非常に厳しく、公共の場での喫煙が法律で禁止されています。屋内のほとんどの場所、レストランやカフェ、ショッピングモール、ホテルのロビーなどでは、指定された喫煙場所以外での喫煙は罰金の対象となります。違反した場合、2,000台湾ドル(約9,000円)から1万台湾ドル(約45,000円)の罰金が科せられることがあります。

さらに、台湾では歩きタバコやポイ捨ても厳しく取り締まられており、違反が見つかると高額の罰金が科せられることがあります。タバコを吸いたい場合は、必ず喫煙所を確認し、その場所でのみ喫煙するようにしましょう。

また、電子タバコや加熱式タバコの持ち込みも禁止されており、違法となるため、台湾旅行を計画している喫煙者は事前に確認が必要です。このように、タバコに関するルールは非常に厳格であるため、注意を怠らないようにしましょう。

トイレットペーパーは原則流せない

台湾では、ほとんどのトイレでトイレットペーパーを流すことができません。これは、日本と異なり、台湾の排水管が細く、紙を流すと詰まってしまう可能性が高いためです。特に古い建物や公共のトイレでは、このルールが厳格に守られており、使用済みのトイレットペーパーは便器ではなく、備え付けのゴミ箱に捨てる必要があります。

近年、新しい施設やホテルなどでは紙を流せるトイレも増えてきましたが、場所によって異なるので、トイレ内の掲示を確認しましょう。「紙を流さないでください」や「ゴミ箱に捨ててください」などの案内があれば、その指示に従うのがマナーです。また、トイレットペーパーが備え付けられていないトイレもあるため、ポケットティッシュを持ち歩くと安心です。

このような台湾独自のルールを理解しておくことで、トイレ利用時のトラブルを回避し、快適な旅行を楽しむことができます。

水道水は飲めない

台湾の水道水は飲用には適していないため、直接飲むことは避けるべきです。水質自体は浄化されているものの、古い貯水タンクや配管の影響で不衛生なことが多く、現地の人々も基本的に水道水をそのまま飲むことはありません。旅行者もこれに従い、飲料水はペットボトルのミネラルウォーターを購入するか、ホテルや公共施設に設置されたウォーターサーバーを利用すると良いでしょう。

多くの観光地やホテルでは、ウォーターサーバーが設置されており、冷水だけでなく、温水も提供されています。自分のボトルを持参すれば、必要なときにいつでも水を補充できるため便利です。また、台湾のコンビニでは安価でミネラルウォーターが購入できるため、観光の際には持ち歩くことをおすすめします。

水道水を直接飲むことによる体調不良を避けるため、必ず安全な飲み水を確保し、健康に留意して旅行を楽しみましょう。

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