一般的に物価が安いといわれる台湾ですが、現地での食事は、円安下にある今の日本と比べて本当に安いといえるのでしょうか。
屋台や路面店などの食堂、きれいなレストランなど、それぞれの値段の相場についてお伝えしていきます。
日本と比べた台湾の物価
台湾の物価、特に食費は日本と比べて基本的に安い傾向にあります。屋台や路面店では、手軽な価格でローカルフードを楽しむことができるため、旅行者にとっては魅力的な点です。ただし、近年の為替状況、特に円安の影響により、日本円で換算した場合の「安さ」を実感しにくくなっているのが現状です。
とはいえ、台湾の屋台では一品が50〜100台湾元(約230〜460円)程度で購入できることが多く、日本のコンビニ弁当や軽食と比較して安いと感じられるでしょう。
各飲食店の値段目安
屋台の食事の値段目安
台湾の屋台では、リーズナブルな価格でバラエティ豊かな料理を楽しむことができます。値段の目安として、小籠包や餃子、オムレツなどの軽食は1皿あたり50〜100台湾元(約230〜460円)が一般的です。また、肉や魚を使った料理やボリュームのある麺類になると、100〜150台湾元(約460〜690円)程度が目安となります。
例えば、夜市で人気の「ルーローファン」(台湾風豚肉のせご飯)は、屋台では50〜70台湾元(約230〜320円)で提供されることが多いです。飲み物も、タピオカミルクティーが40〜80台湾元(約180〜370円)ほどで購入でき、日本よりも気軽に楽しめます。
路面店など一般的な食堂の値段目安
台湾の路面店や一般的な食堂では、屋台に比べてやや高いものの、それでもコストパフォーマンスの良い食事が楽しめます。主菜一品とご飯、スープがセットになった定食は、100〜200台湾元(約460〜920円)程度が一般的です。ボリュームも十分で、家庭的な味わいを楽しむことができます。
例えば、「ビーフン」や「担仔麺」などの麺類は80〜150台湾元(約370〜690円)程度で提供され、スープや飲み物が付く場合もあります。
昨今の円安下だと以前ほどの安さは感じづらいかもしれませんが、それでもやはり手ごろな価格で食事ができるといっていいでしょう。
レストランなどの値段目安
台湾のレストランは、高級店からカジュアルなチェーン店まで幅広い選択肢があります。カジュアルなチェーンレストランや中規模な飲食店では、一人あたり200〜500台湾元(約920〜2300円)程度が目安です。一方、高級レストランやホテル内のダイニングでは、一人あたり1000台湾元(約4600円)以上になることもあります。
例えば、「鼎泰豊」のような有名店では、小籠包や点心のセットメニューが300〜800台湾元(約1380〜3680円)程度で楽しめます。また、台湾料理のコースメニューを提供するレストランでは、2000台湾元(約9200円)を超える場合もありますが、サービスや料理のクオリティを考えると納得感があります。
まとめ
一般的に台湾旅行に行くとなれば、小ぎれいなレストランよりも、屋台や路面店で現地の雰囲気を楽しむ機会の方が多いかもしれません。その場合は手ごろな価格で様々な飲食が楽しめるはずですが、少々お高めなレストランなどになってくると、日本で食べるのとあまり変わらないかもしれませんね。皆様の参考になれば幸いです。