今回は、台湾のお金のお話です。
一般的に使われる通貨単位とは何?
意外に知らない通過の「読み方」は?
日本円とのレートはどうなってる?
お得な両替方法は?
そんな疑問にまとめてお答えしていきます。
台湾の通貨単位と読み方
台湾の通貨は「台湾元(たいわんげん)」と呼ばれ、公式には「新台湾ドル」とも表記されます。略して「元」と書かれることが多く、現地では「NTD」や「NT$」といった表記も一般的に使用されています。このため、旅行者が台湾の価格表示を目にした際、これらの表記が同じ通貨を指していることを覚えておくと便利です。例えば、レストランのメニューや観光地の入場料などに「NT$100」と書かれていれば、それは100台湾元を意味します。
台湾元の紙幣と硬貨の種類についても簡単に触れておきます。紙幣には、100元、200元、500元、1000元、2000元の5種類がありますが、200元や2000元の紙幣は日常ではあまり使われないため、ほとんどの取引で100元、500元、1000元の紙幣が使われています。硬貨は、1元、5元、10元、50元の4種類があり、小額の支払いには特に重宝します。現地での買い物や飲食の際、硬貨がスムーズに利用できるように準備しておくと良いでしょう。
台湾元の読み方ですが、日本語では「たいわんげん」と読みますが、中国語では「新台幣(シンタイビー)」と呼ばれます。現地で通貨の名前を口にする際には、この中国語の発音を覚えておくと役立つ場面があるかもしれません。
日本円と台湾元のレート
2024~25年にかけての台湾元と日本円のレートは、1台湾元がおよそ4.5~4.7円程度で推移しています。このレートは市場の動向によって日々変動しますが、近年は大きな変動が少なく、比較的安定している傾向があります。そのため、旅行の計画を立てる際におおよその予算を立てやすい通貨とも言えます。
※最新のレートは本サイト右下のレートも参考にしてみてください。
レートを具体的な例で説明すると、例えば1000台湾元を日本円に換算すると4,500~4,700円になります。ちなみに10年ほど前の円高時代は、3,500円程度。より少ない円で台湾元を手に入れられていたわけです。
旅行先での買い物や食事の際、この換算を頭に入れておくと、現地価格が日本円でいくらくらいになるのかをイメージしやすくなるでしょう。ただし、実際に利用する両替所やクレジットカードの為替レートには手数料が加算されるため、多少の誤差が生じることもあります。
また、注意点として、台湾では観光地や市場などで日本円をそのまま使える場合もありますが、レートが不利に設定されていることがほとんどです。このため、現地通貨で支払う方が経済的です。最新の為替レートは旅行直前に確認し、少しでもお得に両替や支払いができるよう準備しましょう。
お得な両替方法
台湾旅行を計画する際、お得に両替する方法を知っておくことは、旅行費用を抑える上で非常に重要です。両替方法は大きく分けて、空港の両替所、現地の銀行、ホテルや街中の両替所、そしてクレジットカードやデビットカードを利用したATM引き出しの4種類が挙げられます。それぞれにメリットとデメリットがありますが、よりお得な方法を選ぶポイントを以下に説明します。
まず、空港での両替は手軽で便利ですが、レートが他の方法より劣る場合が多いため、必要最小限の金額だけを両替するのが賢明です。一方、現地の銀行での両替は、一般的に空港よりもレートが良く、安心感があります。ただし、営業時間が限られているため、時間に余裕を持つ必要があります。
街中の両替所は観光客向けに多くの選択肢がありますが、レートや手数料の設定が場所によって異なるため、注意が必要です。利用する際は、事前にいくつかの両替所を比較してから選ぶのがおすすめです。一方、クレジットカードやデビットカードを利用して現地ATMで台湾元を引き出す方法は、手数料がかかるものの、現地の市場レートに基づくため、結果的にお得になる場合が少なくありません。ただし、カード会社の手数料体系を事前に確認しておくことが大切です。
さらに、台湾旅行前に日本国内で両替を済ませておく方法もあります。特に空港外の両替所やオンライン両替サービスを利用することで、良いレートで両替できる可能性が高いです。いずれにしても、事前に複数の方法を比較し、自分の旅行スタイルや予算に最適な方法を選ぶことが重要です。