【月別・エリア別】台湾の年間気温ガイド|旅行・服装・観光のベストタイミングがまるわかり

台湾の気候は1年を通して温暖ですが、地域や季節ごとにそれぞれ特徴があります。本稿では、月別の気温や降水量、旅行に最適な時期、現地の服装のポイントなどについて、私の留学経験などももとにしながら詳しくお伝えしていきます!

目次

台湾の年間気温と気候の基本

台湾の気候は、主に亜熱帯と熱帯の2つに分類されます。台北をはじめとする北部は亜熱帯気候で、冬場はやや冷え込みが強くなります。一方、高雄や台南などの南部は熱帯気候に近いです。1年を通じて暖かく、冬でも20℃近い日が珍しくありません。

1年を通しての平均気温はおおむね18〜30℃と高めですが、季節や地域によって体感は大きく変わります。特に北部では冬の寒さと雨の多さが顕著で、厚手のアウターが必要になることもあります。

台湾は全体的には温暖ですが、「どこに行くか」「いつ行くか」によって服装や旅の計画に多少の差が出るのが特徴といえます。

私自身、11月にスウェットなどの長袖だけをもって台湾入りした際は、台北では快適に過ごせたものの、急遽台南に行ってみるととても暑くて大変だったことがありました…!

月別気温と降水量(台北・台中・高雄)

台湾旅行のタイミングを決めるには、都市ごとの気温と降水量を確認するのが重要です。以下に主要3都市のデータをまとめました。

台北(北部)台中(中部)高雄(南部)
1月14℃ / 80mm17℃ / 35mm19℃ / 10mm
4月21℃ / 130mm24℃ / 75mm26℃ / 45mm
7月30℃ / 240mm31℃ / 170mm32℃ / 120mm
10月25℃ / 120mm27℃ / 60mm28℃ / 20mm

北部は冬に寒く、梅雨と台風で雨が多い時期(5〜9月)もあります。台中は1年を通して比較的安定した気候で、降水量が控えめです。高雄は南に位置するため年間を通して気温が高く、降水量も少なめです。

季節別の服装と注意点

冬の台北(淡水にて)

台湾は気温が高めとはいえ、湿度や冷房の影響で体感温度は変わりやすいです。ここでは、各季節に合った服装を紹介します。

春(3〜5月) 昼間は20〜25℃と快適な日が多く、薄手の長袖やシャツがおすすめです。朝晩の冷え込みや雨に備えて、軽めの上着や折りたたみ傘を持っておくと安心です。

夏(6〜9月) 気温が30℃以上になり、蒸し暑さが強まります。吸湿速乾のTシャツやショートパンツなど、風通しの良い服装が理想的。屋内は冷房が強いため、薄手の羽織りが1枚あると便利です。

秋(10〜11月) 日中は過ごしやすく、半袖で快適に過ごせる日が多くなります。朝晩の寒暖差を考慮して、カーディガンや長袖を重ね着できるスタイルが便利です。

冬(12〜2月) 北部では冷たい雨が降り、気温が10℃台前半まで下がることがあります。厚手の上着やニット、マフラーが必要になる日も。南部は比較的暖かく、長袖シャツと軽いアウターで対応可能です。

現地の人は温度に敏感で、冬にはダウンを着ている人も見かけます。

服装についてはこちらの記事も参考にしてみてください。

ベストシーズンの選び方

気候・イベント・混雑のバランスを考えると、10〜11月が最も安定した時期といえます。天候が良く、観光にもぴったりで、旅程も組みやすいタイミングといえます。

旧正月春節などの伝統行事が行われる春は、文化体験を目的とする人には魅力的な時期です。ただしこの期間は帰省や旅行者が集中するため、航空券や宿泊の手配は早めに行いましょう。

夏は台風の接近や急なスコールに注意が必要です(日本と大きく変わるわけではありませんが…)。それでも、夜市や室内施設を中心に巡るなら十分楽しめる季節でもあります。夏季は学割キャンペーンを実施している施設もあるため、若年層には狙い目です。

地域ごとの気候の違い

人気の観光スポット・台北の九份

台湾国内でも、エリアによって気候に違いがあります。

北部(台北) 冬に雨が多く、曇りの日も多いのが特徴。湿気もあり、肌寒く感じる日が増えます。

中部(台中) 年間を通して穏やかで、雨が少ない都市として知られています。晴天率が高く、観光に適したエリアです。

南部(高雄・台南) 1年中温暖で、晴れる日が多くなります。冬でも20℃前後の日が多いため、軽装での観光が可能です。ただし日差しは強いので、紫外線対策は欠かせません。

離島(澎湖・金門など) 風が強く、特に冬は体感温度が低くなります。海沿いは天候が変わりやすいため、風を防げる上着があると重宝します。

旅行に必要な気候対策グッズ

ここまでにお伝えしてきたような気候を踏まえ、事前に準備しておくと便利な持ち物についてもご紹介しておきましょう。

  • 折りたたみ傘やレインコート:雨が突然降ることがあるため必須です。
  • 日焼け止めと帽子:特に南部では年中強い紫外線にさらされます。
  • カーディガンやパーカー:屋内の冷房はかなり強く、体調を崩す原因になります。
  • 虫よけスプレー:夜市や郊外では蚊に刺されやすいです。
  • スニーカーや防水靴:突然の雨や長距離移動に備えるには歩きやすい靴がベストです。

必要なアイテムはコンビニやドラッグストアでも手に入りますが、使い慣れたものを日本から持っていくと安心ですよ!

よくある気候関連の疑問

● Q:天気予報はどこでチェックする?
A:台湾中央気象署の公式サイト(https://www.cwa.gov.tw/V8/C/)では詳細な予報や警報が確認できますが、翻訳の必要もありますし、Google天気でも十分使えます。

● Q:冷房が強いって本当?
A:MRT(地下鉄)、バス、コンビニなどは冷房が効きすぎていると感じる人が多いです。長時間過ごす場所では羽織りものがあるといいですね。私個人としては、日本の冷房とそれほど違いはないと感じています。

● Q:服装マナーで気をつけることは?
A:基本的に自由です!寺院やフォーマルなレストランでは露出を控えるのがマナーという考え方もあるので、肩を出さない、短すぎるパンツは避けると無難ではありますが、正直、そこまで気にするほどのことではないと思います。

ということで、台湾の気候に関するあれこれについてお伝えしてきました。皆様の良い旅の参考になれば幸いです!

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