独特な香辛料が使われていることの多い台湾料理ですが、台湾の炒飯(チャーハン)の味は、日本の炒飯と比べてどうなのか。そんな疑問にお答えしていきます。
台湾の炒飯は日本の味に近い
台湾料理といえば、独特な香辛料が特徴ですが、台湾の炒飯(チャーハン)は日本人にもなじみやすい味付けがされています。特に、日本でも一般的な食材や調味料を使っているため、台湾の炒飯は、日本の家庭や中華料理店で食べられる炒飯に近い味わいがあります。
台湾の炒飯に使われる主な食材として、卵、ネギ、豚肉、エビなどが挙げられます。これらの食材は日本でも馴染み深く、特別な調味料を使わないため、日本人にとっては違和感が少なく、親しみやすい味となっています。また、味付けもシンプルで、塩や醤油がベースとなっているため、香辛料の強い風味が苦手な方でも安心して食べることができます。
台湾料理の中には、八角や五香粉などのクセのある香辛料が多く使われるものもありますが、炒飯に関してはそのような香辛料がほとんど使用されないため、台湾料理に抵抗がある方でも比較的食べやすい料理です。このため、台湾旅行中に「現地の料理はクセが強そうで心配」という方も、炒飯であれば安心してチャレンジできる一品となっています。
台湾料理に抵抗を感じる方がいるなら、その原因は八角
台湾料理に抵抗を感じる方の多くは、その理由として「八角(スターアニス)」が挙げられます。八角は台湾料理に頻繁に使われる香辛料で、甘くスパイシーな香りが特徴です。この独特な香りが、日本人の味覚には馴染みにくく、初めて食べると強烈な印象を持つことがあります。
八角は、台湾料理の代表的なメニューである「魯肉飯(ルーローハン)」や「牛肉麺」に使われており、これらの料理を食べた際に、香りが苦手と感じる方が比較的多いです。この香辛料の風味は、他の台湾料理全体にも影響を与え、初めての台湾料理体験が「クセが強い」と感じられる原因となっています。
一方で、前述の通り台湾の炒飯には八角が使われないことがほとんどです。炒飯のシンプルな味付けは、八角のような香辛料の影響を受けず、日本人にとって馴染み深い味わいになっています。もし八角に抵抗を感じる方でも、炒飯を選べば、台湾料理の魅力を十分に楽しむことができるでしょう。台湾料理を試す際には、まずは八角の入っていない料理を選ぶのが良いかもしれません。