台湾には多種多様なグルメがありますが、その中でも特に有名で人気のある食べ物を、私の留学&複数の旅行経験による“独断と偏見”からランキング形式で紹介します。
日本でも食べられるものが多いですが、旅行中に現地で食べるのはまた格別。ぜひ参考にしてみてください!
台湾で有名な食べ物ランキングTOP10!
1. 小籠包(ショウロンポウ)
小籠包は台湾を代表する点心料理で、多くの観光客が一度は食べたいと願う一品です。豚肉や鶏肉をベースにした餡(あん)を、薄い小麦粉の皮で包み、蒸し上げた料理で、噛むと中からジューシーなスープが溢れ出すのが特徴です。このスープの豊かな風味と、皮のもちもち感が絶妙にマッチし、一度食べるとやみつきになる人が多いです。
小籠包の魅力と特徴
小籠包の最大の魅力は、何といってもそのスープです。煮こごりを餡の中に入れて作られているため、蒸し上げると皮の中に濃厚な肉汁が閉じ込められます。このため、食べる際には皮を破って中のスープを吸うように食べるのが一般的です。また、具材には豚肉の他に、カニ味噌やエビを使ったバリエーションもあり、どれを選んでも異なる風味が楽しめます。
おすすめの店舗と注意点
台北にある「鼎泰豐(ディンタイフォン)」は、特に有名な小籠包の名店で、観光客にとっても訪れやすい場所に位置しています。行列ができることも多いですが、日本の店舗とはまた違う味わいで、訪れる価値が十分ある人気店です。レンゲにのせ、箸で穴を開けてスープを吸いながら少しずつ食べるのが台湾流の正しい食べ方です。
2. 魯肉飯(ルーローファン)
魯肉飯は、台湾のソウルフードともいえる豚肉を使った甘辛い煮込みご飯です。豚バラ肉を細かく刻み、しょうゆや砂糖、八角などの香辛料でじっくりと煮込んだものを、白いご飯の上にかけて提供されます。シンプルながらも深い味わいがあり、台湾のローカルフードとして非常に人気があります。
魯肉飯の特徴と魅力
魯肉飯の魅力は、なんといってもその甘辛い味付けです。八角やシナモンなどのスパイスがほんのり香り、食欲をそそります。煮込んだ豚肉は口の中でほろほろと崩れ、白ご飯とよく合います。特に、日本の牛丼に近い感覚で食べられるため、日本人にも受け入れやすい味わいです。お店によっては、煮卵や青菜、豆腐などがトッピングとして添えられ、一品でバランスの取れた食事が楽しめます。
おすすめの店舗とアレンジ
「金峰魯肉飯(ジンフォンルーローファン)」は台北の有名店で、観光客や地元の人々に広く支持されています。また、家庭でも作りやすい料理であり、レシピもシンプルなので、台湾旅行から帰国後、自宅で再現して楽しむ人も多いです。
3. 牛肉麺(ニュウロウミエン)
牛肉麺は、台湾を代表する麺料理の一つです。牛肉をじっくりと煮込んだスープに、太めの麺を合わせ、角切りの牛肉や青菜をトッピングした料理です。牛肉は長時間煮込まれており、とても柔らかく、スープには牛の旨みがたっぷりと溶け込んでいます。
牛肉麺の種類と特徴
牛肉麺には大きく分けて、「紅焼(ホンシャオ)」と「清燉(チントゥン)」の2種類があります。紅焼は醤油ベースでコクのある濃い味わいが特徴で、豆板醤を加えてピリ辛に仕上げられることが多いです。一方、清燉は塩ベースのあっさりとしたスープで、スパイスの風味が控えめで、スープそのものの味が引き立ちます。どちらもそれぞれに美味しさがあり、食べ比べを楽しむのもおすすめです。
有名店と注意点
台北には「林東芳牛肉麺(リントンファンニューロウミエン)」という有名店があり、観光客にとっても訪れやすい立地にあります。長い行列ができることもありますが、回転が早いため意外と待たずに食べられます。牛肉麺はスープが熱いため、食べる際にはスープから先に味わい、麺を少しずつ食べるのがポイントです。
4. タピオカミルクティー
台湾発祥のタピオカミルクティーは、世界中で大ブームを巻き起こした飲み物です。ミルクティーに、キャッサバの根から作られたもちもちとした食感のタピオカを加えたドリンクで、その独特の食感と甘みが多くの人々に愛されています。
タピオカミルクティーの魅力とバリエーション
タピオカミルクティーの魅力は、飲み物でありながらデザートのような満足感が得られる点にあります。ドリンクの甘さや氷の量、タピオカのサイズや量をカスタマイズできるお店が多く、自分好みの一杯を楽しめるのが人気の理由です。また、ミルクティー以外にも抹茶、ジャスミンティー、黒糖ミルクなど、様々なバリエーションがあります。
有名店と注意点
「50嵐(ウーシーラン)」は台湾全土に店舗があり、カスタマイズの自由度が高いため、初めてでも楽しめるお店です。タピオカミルクティーは甘さを自分で調整できるため、好みに合わせて注文することが重要です。特に、甘さを控えめにするとタピオカの味がより引き立ち、飲みやすくなります。
5. マンゴーかき氷
マンゴーかき氷は、台湾の暑い気候にぴったりな爽やかなスイーツです。ふわふわの氷に、新鮮なマンゴーの果肉と甘いシロップ、練乳がたっぷりとかけられた一品で、夏場に多くの観光客が行列を作るほどの人気があります。
マンゴーかき氷の特徴と魅力
台湾のマンゴーはとても甘くジューシーで、その新鮮な果肉がふんだんに使用されるのがマンゴーかき氷の特徴です。また、氷は細かく削られており、まるで雪のような口どけが楽しめます。マンゴーと練乳の甘みが絶妙に合わさり、暑い日にはぴったりのデザートです。
おすすめの店舗と注意点
「冰讃(ビンザン)」は、マンゴーのシーズンである4月中旬から10月頃にのみ営業する人気店です。新鮮なマンゴーを使っているため、営業期間が限られている点が特徴です。また、氷がすぐに溶けやすいため、暑い外で食べる際には早めに食べることをおすすめします。
6. 胡椒餅(フージャオビン)
胡椒餅は台湾のB級グルメの一つで、サクサクとした生地の中に、胡椒が効いたひき肉とネギが詰められた焼き饅頭です。台湾の夜市では定番の軽食として親しまれており、観光客にも大人気です。
胡椒餅の特徴と魅力
胡椒餅の魅力は、外側がパリッとした食感と、中に詰まったジューシーなひき肉のコントラストです。生地は釜で焼かれているため、香ばしい香りが漂い、ひと口かじると中からスパイシーな肉汁が溢れます。胡椒の風味が食欲を刺激し、つい何個も食べたくなる美味しさです。
おすすめの店舗と注意点
「福州世祖胡椒餅(フージャオビン)」は、台北の饒河街夜市にある有名店です。行列ができることが多いですが、回転が速く比較的早く購入できます。胡椒餅は焼きたてが美味しいため、並んでも焼きたてを食べるのが一番の楽しみ方です。ただし、熱々なので、食べる際にはやけどに注意しましょう。
7. パイナップルケーキ(鳳梨酥)
パイナップルケーキは台湾を代表するお土産スイーツで、クッキー生地の中に甘酸っぱいパイナップルのジャムが詰められています。お土産としても人気が高く、日本人にも親しまれています。
パイナップルケーキの特徴と魅力
台湾のパイナップルケーキは、外側のクッキー生地がしっとりとしており、中のジャムが甘すぎずほどよい酸味があるのが特徴です。紅茶や台湾茶と相性が良く、お茶の時間のお供としても最適です。また、お店ごとにレシピや材料に工夫があり、ブランドによって味わいが異なるため、食べ比べる楽しみもあります。
おすすめのお店と注意点
「サニーヒルズ(微熱山丘)」は、特に品質の高いパイナップルを使ったケーキで有名です。また、店舗で購入するとその場でお茶と一緒に試食が楽しめるため、ぜひ現地で訪れてみることをおすすめします。ただし、季節によっては混み合うことがあるため、事前に営業時間を確認して訪れると安心です。なお東京にも店舗があるのですが、台湾で売られているもとは味が違うので、食べ比べてみるのも良いですね。
8. 担仔麺(タンツーメン)
担仔麺は、台南発祥の伝統的な台湾麺料理で、小さめの器に入ったエビ出汁ベースのスープと、肉味噌が特徴的な麺です。シンプルでありながら、豊かな味わいが楽しめます。
担仔麺の魅力と特徴
担仔麺は、スープにエビの出汁がしっかりと効いており、上に乗った肉味噌やパクチーが香りを添えています。麺は細めでつるっとしており、スープとの相性が抜群です。日本のラーメンとは異なる軽い味わいですが、深い旨みがあり、胃にも優しいので夜食やシメにもおすすめです。
おすすめの店舗と注意点
台北にある「度小月(ドゥシャオユエ)」は、担仔麺の老舗で、多くの観光客が訪れる有名店です。小さな器で提供されるため、一品だけでは物足りない場合は他のメニューと合わせて注文すると満足感が高まります。店舗によっては長蛇の列ができることもあるので、早めの時間帯に訪れるとスムーズに食事が楽しめます。
9. 台湾カステラ
台湾カステラは、ふわふわとした食感が特徴のシフォンケーキのようなスイーツです。シンプルな材料で作られているため、軽い口当たりが人気で、日本でも台湾カステラ専門店が次々と登場しています。
台湾カステラの魅力と特徴
台湾カステラの最大の特徴は、その軽さです。卵白を泡立てたメレンゲを使用し、ふわふわでしゅわしゅわとした食感が楽しめます。甘さも控えめで、食べやすく、一度にたくさん食べられるため、軽い朝食やおやつとしてもぴったりです。プレーンタイプ以外にも、チーズや紅茶味などのバリエーションがあり、好みに合わせて楽しむことができます。
注意点
台湾カステラはとても柔らかいため、持ち帰る際には型崩れしないよう注意が必要です。現地で購入する場合は、その場で楽しむか、持ち帰り用のしっかりした箱に入れてもらうのが良いでしょう。また、賞味期限が短いので、新鮮なうちに食べきるのがポイントです。
10. 蚵仔煎(オアチェン)
蚵仔煎は、台湾の夜市で定番の屋台料理で、牡蠣と卵、片栗粉を使って作るオムレツのような一品です。新鮮な牡蠣がふんだんに使われており、ぷりぷりとした食感が楽しめます。
蚵仔煎の特徴と魅力
蚵仔煎は、牡蠣の旨みがギュッと詰まっており、ふわふわの卵と一緒に焼き上げられた生地がもちっとしていて食べ応えがあります。上から甘辛いソースがかけられており、ソースの味と牡蠣の風味が絶妙に絡み合います。台湾の夜市で食べると、アツアツの状態で提供され、香ばしい香りが食欲をそそります。
おすすめの店舗と注意点
「士林夜市」や「饒河街夜市」では、多くの蚵仔煎屋台があります。特に、長年地元の人々に愛されている老舗の屋台は、観光客にも人気です。ただし、蚵仔煎は出来立てが美味しい反面、冷めると味が落ちてしまうので、すぐに食べるのが最適です。
まとめ
これらの台湾グルメは、台湾を訪れた際に必ず試してみたい一品ばかりです。それぞれの料理が持つ独特の風味や食感を楽しむことで、台湾の食文化をより深く理解できるでしょう。台湾旅行の際には、これらのグルメを満喫し、思い出に残る旅にしてください!