台湾旅行、2月の旅費と醍醐味は

台湾旅行といえば、皆さまは1年のうち何月に行くのがお好きでしょうか。

今回は、知る人ぞ知る「2月の台湾旅行」の醍醐味と、2月だからこそかさんでしまうかもしれない旅費についてお伝えしていきます。

目次

台湾旅行の予算感

まず前提として、台湾旅行の予算感とはどのくらいなのかから考えていきましょう。

台湾元(TWD)をベースに日本円(1台湾元=約4.5円として計算)での換算額も示しながら、具体的な予算シミュレーションをお伝えします。

宿泊費

宿泊費は旅行のスタイルによって大きく変わります。たとえば、台北市内のビジネスホテルに泊まる場合、1泊あたりの料金は約1,500〜3,000台湾元(約6,750〜13,500円)です。一方で、バックパッカー向けのゲストハウスやホステルなら1泊500〜1,000台湾元(約2,250〜4,500円)で宿泊可能です。さらに高級ホテルやリゾート施設を選ぶ場合、1泊5,000台湾元(約22,500円)以上になることも珍しくありません。

交通費

台湾国内での移動にはMRT(地下鉄)、バス、タクシー、高速鉄道(HSR)などがあります。MRTの1回あたりの乗車料金は20〜65台湾元(約90〜290円)と非常にリーズナブルです。さらに観光地を巡る際に便利な1日乗車券は150台湾元(約675円)程度で購入可能です。

また、都市間を移動する場合は高速鉄道(HSR)が便利です。台北から台中までの片道料金は約700台湾元(約3,150円)、台北から高雄までは約1,500台湾元(約6,750円)です。タクシーを利用する場合、初乗り料金は70台湾元(約315円)で、距離によって変動しますが、市内移動であれば1回あたり200〜400台湾元(約900〜1,800円)を見込んでおきましょう。

食事代

台湾の魅力の一つは、手頃な価格で多彩なグルメを楽しめることです。夜市での屋台料理なら1品30〜100台湾元(約135〜450円)で済ませることができます。たとえば小籠包や牛肉麺といった名物料理も、一食あたり100〜200台湾元(約450〜900円)で味わえます。カジュアルなレストランでは一食300〜500台湾元(約1,350〜2,250円)が目安です。高級レストランでコース料理を楽しむ場合、1人あたり2,000台湾元(約9,000円)以上かかることもあります。

観光費

観光スポットの入場料もリーズナブルです。例えば、故宮博物院の入場料は1人あたり350台湾元(約1,575円)、九份への日帰りツアーは1人1,000〜2,000台湾元(約4,500〜9,000円)で参加できます。寺院や自然公園など、無料または少額で楽しめる観光地も多く、コストを抑えたい方にはおすすめです。

お土産代

台湾のお土産はバラエティ豊かで、特産のパイナップルケーキ(鳳梨酥)は1箱200〜500台湾元(約900〜2,250円)が相場です。また、高級なお茶葉や漢方薬などを購入する場合、1,000〜3,000台湾元(約4,500〜13,500円)を見込むと良いでしょう。

総合的な予算シミュレーション

1人当たりの3泊4日の旅行予算例を以下に示します。

  1. 節約派
    宿泊:2,000台湾元(約9,000円)
    交通:500台湾元(約2,250円)
    食事:1,000台湾元(約4,500円)
    観光:500台湾元(約2,250円)
    お土産:500台湾元(約2,250円)
    合計:4,500台湾元(約20,250円)
  2. 標準派
    宿泊:6,000台湾元(約27,000円)
    交通:1,500台湾元(約6,750円)
    食事:3,000台湾元(約13,500円)
    観光:1,000台湾元(約4,500円)
    お土産:2,000台湾元(約9,000円)
    合計:13,500台湾元(約60,750円)
  3. 贅沢派
    宿泊:15,000台湾元(約67,500円)
    交通:3,000台湾元(約13,500円)
    食事:6,000台湾元(約27,000円)
    観光:3,000台湾元(約13,500円)
    お土産:5,000台湾元(約22,500円)
    合計:32,000台湾元(約144,000円)

旅行の目的やスタイルに応じて予算を設定しましょう。


2月の台湾旅行の醍醐味と旅費

2月の台湾旅行は、実は他の季節にはない特別な魅力を味わえる時期です。一方で、季節やイベント特有の理由から、通常よりも出費がかさむ場合もあります。

2月の醍醐味①:旧正月(春節)の文化体験

2月といえば、台湾では旧正月(春節)が行われることが多い時期です。この期間中、台湾全土で新年を祝う独自の伝統文化を体験することができます。街中が赤いランタンや装飾で彩られ、爆竹の音が響き渡る光景は、台湾ならではの風物詩です。また、各地の寺院では特別な祈祷や祭りが行われ、地元住民の信仰心に触れる貴重な機会となるでしょう。

特に、ランタンフェスティバルは必見です。2月下旬に開催されることが多く、台北や新北市では壮大なランタンショーが行われます。幻想的なランタンが夜空を彩る光景は、写真にも思い出にも残る素晴らしい体験となります。

醍醐味②:過ごしやすい気候

2月の台湾は、平均気温が15〜20度前後と、日本の冬よりも温暖で過ごしやすいのが特徴です。特に台南や高雄など南部地方では、さらに暖かくなり、観光に適した気候です。日本の冬を避け、心地よい気温の中で旅行を楽しめるのは、この時期ならではの利点といえます。

2月ならではの余計な出費

一方で、2月の旅行には特有の出費が伴うことがあります。特に旧正月期間中はホテルの宿泊費が大幅に上昇します。この期間のホテル料金は通常の1.5〜2倍になることが多く、人気エリアではさらに高騰する場合もあります。また、国内移動のチケットも価格が上がることがあり、高速鉄道(HSR)やバスは早めに予約する必要があります。

さらに、旧正月中は多くの店舗や飲食店が休業するため、開いている店を探す手間や、場合によっては通常よりも高額なレストランで食事をせざるを得ないこともあるでしょう。

費用を抑えるには

この時期に旅行する際は、宿泊施設や航空券をできるだけ早く予約することが重要です。また、旧正月のピーク期間を避けて訪れることで、費用を抑えつつ文化体験を楽しむことが可能です。さらに、ランタンフェスティバルなどの無料イベントを活用することで、充実した旅行を楽しむことができるでしょう。

2月の台湾旅行は、特別な文化体験と過ごしやすい気候を満喫できる一方で、計画性が求められる時期でもあります。早めの準備と工夫で、充実した旅を実現させましょう。

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