日本のホテルと同じ感覚のまま台湾のホテルに行くと、「あれ、必要なものがない!」なんて事態に陥ってしまうことも……。実は2025年から、アメニティの無償提供が停止されることにもなっていたりと、これまで台湾に訪れたことのある人でも油断ならない状況になっているのです。
そこでこのような状況も踏まえた上で、「結局、台湾のホテルには何が置いてあって、何が置いていないの?」「結局、何を用意していけばいいの?」ということについて、簡潔にお伝えしていきます。
2025年以降のアメニティの無料提供は停止
まずお伝えしなければならないのは、2025年1月1日から、台湾の宿泊施設では使い捨てアメニティの無料提供が完全に停止されます。環境保護のための政策で、歯ブラシ、カミソリ、シャワーキャップ、ミニボトルのシャンプーなどの使い捨てアイテムが客室に置かれなくなります。そのため、基本的に旅行者は自分で必要なものを持参することが推奨されるようになりました。
高級ホテルや外資系ホテルでは、無料でアメニティが提供される場合もありますが、それは例外的なケースと考えたほうが無難です。あるいは高級ホテルでなくとも、客室内のボディーソープやシャンプーについては、使い捨てではなく詰め替え式の固定ディスペンサーを採用するケースも増えています。そのため、小分けのボトルを持参する必要は基本的にはありませんが、コンディショナーや洗顔料は備え付けられていないことも多いです。このあたりはホテルによってバラツキが出ているので、厳密に把握しておきたい場合は、ホテルの公式サイトや、場合によってはメールで問い合わせるなどして確認しておくことをオススメします。
なおほとんどのホテルではフロントで基本的なアメニティの「販売」はしているので、歯ブラシやシェービングセット等、安価で購入できるところが多いです。あくまでも「無償提供」がなくなったという話です。
結局、台湾のホテルに用意されているものとは?

以上を踏まえ、結局、台湾のホテルには何が置いてあって、何が置いていないのか、簡単に以下に整理しておきます。
【一般的に置いてあるもの】
・シャンプー、ボディーソープ(固定ディスペンサー)
・タオル(バスタオル、フェイスタオル)
・ドライヤー
・ペットボトルの水、またはウォーターディスペンサー
【基本的に置いていないもの】
・歯ブラシ、歯磨き粉
・カミソリ、シェービングフォーム
・シャワーキャップ
・ヘアブラシ、くし
・コンディショナー
・パジャマ、部屋着
特に、日本のホテルでは標準的に提供されるパジャマ(部屋着)が、台湾のホテルには置かれていないことが多いです。高級ホテルではバスローブが用意されていることもありますが、一般的なホテルではパジャマの提供はほぼ期待できません。公式サイトや予約時の詳細情報を事前に確認しておくと安心ですね。
現地で買えば何でもそろう
以上を踏まえると、台湾旅行においては、アメニティは基本的に日本から持参するのが理想ですが、忘れてしまっても全く問題はありません。歯ブラシやシャンプー、スキンケア用品などは、台湾のコンビニ(セブンイレブン、ファミリーマートなど)やドラッグストア(Watsons、COSMEDなど)で簡単に購入できます。
そして上記にも示したように、基本的なものなら、たいていホテルのフロントで購入できます。
コンパクトなサイズで日本から持参するのがベストではありますが、忙しい毎日の中では海外旅行の準備に時間をかけられないこともあるでしょう。「忘れても問題なし!」という気楽な気持ちで、準備から楽しんでいただけたらと思います。