英語を本気で学びたいなら…留学初心者におすすめな国の「王道」と「裏ワザ」

英語をもっと話せるようになりたいという思いで留学を考えてみたはいいものの、「実際にどの国にいけばいいのか」とお悩みの方は少なくないでしょう。

実は、留学先によって英語を学ぶ環境や費用感は大きく変わってきます。人気の留学先にはそれなりの理由があるし、意外な穴場にも魅力的な特徴があるんですね。

今回は、初心者でも失敗しない留学先選びのポイントを、王道から裏ワザまで徹底解説していきます。

目次

王道の留学先4か国

まずは定番中の定番、王道の留学先から見ていきましょう。これらの国が選ばれ続けるのには、やはりしっかりとした理由があります。

アメリカが選ばれる理由

世界最大の英語圏であるアメリカは、やはり留学先として圧倒的な人気を誇ります。

語学学校の数が多く、コースの種類も豊富。ビジネス英語から日常会話まで、自分の目的に合った学習環境を見つけやすいのが大きなメリットです。

また、多様な文化背景を持つ人々が集まる環境で学べるため、国際感覚も自然と身につきます。ニューヨークやロサンゼルスといった大都市なら、放課後の娯楽も充実しているので飽きることがありません。

ただし、費用は高め。学費と生活費を合わせると月25~35万円程度を見込んでおく必要があるともいわれます。

カナダの安心感

治安の良さと住みやすさで選ぶなら、カナダが断然おすすめ。

カナダ英語は訛りが少なく、日本人にとって聞き取りやすいのが特徴です。語学学校の質も高く、国の認定制度があるため一定の教育水準が保たれています。

バンクーバーやトロントといった主要都市では、多文化共生が根付いているため、留学生に対しても非常にオープン。公共交通機関も整備されており、初めての海外生活でも安心して過ごせます。

費用面でもアメリカより抑えめで、月20~30万円程度が相場といわれます。ワーキングホリデービザも取得しやすく、働きながら学ぶという選択肢もあります。

オーストラリアの充実した環境

年中温暖な気候と「laid back」と呼ばれるリラックスした国民性が魅力のオーストラリア。

語学学校には国による認可制度があり、教育の質が一定以上に保たれているのが安心材料。学生ビザでも週20時間までのアルバイトが認められているため、留学費用を現地で稼ぐことも可能です。

シドニーやメルボルンなどの都市部なら、美しいビーチと都市生活の両方を楽しめます。マリンスポーツやアウトドア活動も盛んなので、勉強以外の楽しみも豊富。

費用は月20~28万円程度、カナダとほぼ同水準といわれます。

イギリスで本場の英語を

英語発祥の地でブリティッシュイングリッシュを学びたいなら、イギリス一択。

オックスフォード大学やケンブリッジ大学をはじめとする名門校が多く、世界最高峰の教育環境が整っています。音楽、ファッション、芸術などの文化的な刺激も豊富で、英語以外の教養も深められるでしょう。

ヨーロッパ各国へのアクセスも良好なため、週末に気軽に他国を訪れることも可能。国際的な視野を広げるには最適な環境です。

ただし、物価の高さは覚悟が必要。月30~40万円程度の予算を見込んでおきましょう。

裏ワザ的「穴場」とは

王道もいいけれど、もっとコスパの良い留学先や、ユニークな体験ができる国もあります。これらの穴場は、知る人ぞ知る魅力的な留学先なんです。

フィリピン

フィリピンのセブ島

マンツーマンレッスンが主流のフィリピンは、短期間で集中的に英語力を上げたい人におすすめ。

欧米留学の3分の1から4分の1程度の費用で留学できるのが最大の魅力。朝から夜まで授業がみっちり組まれている学校が多く、短期間での英語力向上が期待できます。

フィリピンでは小学校から英語教育が徹底されており、講師の英語力は非常に高水準。英語学習者の気持ちを理解しているため、初心者にも分かりやすく教えてくれます。

日本からの距離も近く、時差はわずか1時間。基本的には月8~15万円程度の予算で留学できるため、学生や社会人の短期留学にも人気です。

マルタ

地中海に浮かぶ小さな島国マルタは、リゾート気分を味わいながら英語が学べる穴場スポット。

元イギリス領のため英語が公用語で、ヨーロッパ各国からの留学生が多く集まります。物価はヨーロッパの中では比較的安く、美しい海と歴史的な街並みを楽しみながら勉強できる環境です。

語学学校の質も高く、少人数制のクラスが多いのが特徴。放課後はビーチでリラックスしたり、週末にはヨーロッパ本土への小旅行も気軽に楽しめます。

費用は月18~25万円程度で、イギリスより安く済むのも魅力です。

アイルランド

「エメラルドの島」と呼ばれるアイルランドは、ホスピタリティ溢れる国民性で留学生を温かく迎えてくれる国。

イギリスに比べて日本人留学生が少なく、より英語環境に浸りやすいのがメリット。美しい自然と豊かな文化、そして親しみやすい人々に囲まれて、ストレスの少ない留学生活を送れます。

学生ビザで週20時間までのアルバイトも可能。ダブリンを中心に語学学校が充実しており、教育の質も高水準です。

費用はイギリスより安く、月20~28万円程度が目安になります。

ニュージーランド

壮大な自然に囲まれた環境で英語を学びたいなら、ニュージーランドが最適。

人口より羊の方が多いと言われるほどのどかな環境で、少人数制のアットホームな語学学校が多いのが特徴。きめ細やかなケアを受けられるため、初めての留学でも安心です。

親日家が多く、治安も良好。留学費用もオーストラリアより2~3割安く、長期滞在も現実的。アウトドアアクティビティも豊富で、勉強の合間にトレッキングやスキーなども楽しめます。

月15~22万円程度の予算感で、質の高い教育を受けられるコスパの良さも魅力です。

失敗しない国選びの基準

ここまで様々な国を紹介してきましたが、結局どこを選べばいいのでしょうか?自分に最適な留学先を見つけるための基準を整理してみました。※費用は一般的な相場です。

予算(月額)おすすめの国特徴
8~15万円フィリピンマンツーマンレッスン、短期集中
15~22万円ニュージーランド自然豊か、少人数制
18~25万円マルタヨーロッパリゾート、歴史的環境
20~30万円カナダ、オーストラリア王道、バランス良好
30万円以上アメリカ、イギリス最高峰の教育環境

低予算ならやはりフィリピンがおすすめ。中程度の予算があるなら、カナダやオーストラリアを選んでおけば間違いありません。

いずれにしても、学校や滞在先の環境選びを間違えると、せっかくの留学が台無しにもなりかねません。今は手数料のかからないところもありますし、そもそも相談自体は無料ですから、まずは留学エージェントをいくつか訪れてみるのも一つの手でしょう。


留学先選びに正解はありませんが、自分の目的と予算、そして期間を明確にすることで、最適な選択肢が見えてきます。王道の安心感を取るか、裏ワザの効率性を選ぶか。

どちらを選んでも、本気で英語を学ぶ意欲があれば必ず成果は出ます。まずは一歩踏み出してみましょう!

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