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台湾の大学ランキングといえば、よく「世界大学ランキング」に準拠したものばかりを目にしますが、それは半分合っていて、半分実態とそぐわない点もあります。そこで本稿では、実際に私が台湾に留学した経験や、台湾人に尋ねた結果も踏まえながら、実態についてお伝えしていきます。
台湾の大学ランキング
日本で一般的な「台湾の大学ランキング」
まずは台湾の大学ランキングとしてよく出てくる表からチェックしておきましょう。世界大学ランキングに準拠したものですね(表の順位は世界大学ランキング2026年版より)
| 順位(台湾) | 大学名 | 所在地(市) | 世界大学ランキングの順位 |
|---|---|---|---|
| 1 | 国立台湾大学 | 台北市 | 63 |
| 2 | 国立清華大学 | 新竹市 | 176 |
| 3 | 国立陽明交通大学 | 新竹市(本部) | 199 |
| 4 | 国立成功大学 | 台南市 | 203 |
| 5 | 国立台湾科技大学 | 台北市 | 345 |
| 6 | 国立台北科技大学 | 台北市 | 420 |
| 7 | 国立台湾師範大学 | 台北市 | 435 |
| 8 | 国立中山大学 | 高雄市 | 439 |
| 9 | 国立中央大学 | 桃園市 | 587 |
| 10 | 台北医学大学 | 台北市 | 597 |
台湾の大学ランキングの実態

とはいえ上記の表は、あくまでも「世界大学ランキング」の順位に準拠したもので、実態とはやや乖離があります。
たとえば、世界大学ランキングは理系の研究力に優れた大学が上位になる傾向があり、日本の文系トップ大学である一橋がそこまで上位でないことでも有名ですね。
ということで、日本人が「東大と京大がトップで、それに次ぐのは文系が一橋大、理系が東工大(東京科学大)で」などと誰もがパッと思い浮かぶブランドがあるように、台湾人が思うブランドランキングとはどのようなものなのか。また各大学に対する台湾人のイメージとは。台湾の友人に尋ねてみると……
日本でいう東大・一橋大・東工大
まず、台湾大学が紛れもないNo.1であることは誰にとっても認識が一致するところです。いってみれば日本でいう東大ですね。ここは世界大学ランキングとズレはありません。
ではNo.2はどこなのかというと、おおまかに文系と理系で分かれるんですね。文系は、国立政治大学(台北)。世界大学ランキングでいうと600位台ですから、先ほどの表には入ってきていません。きっと同大学の方々は、日本の少なくない方に誤解されていることを、苦々しく思っていることでしょう(笑)。

一方理系はおおむね世界ランク通り。もともとは理系大だったものの最近は文系学部も充実しつつある国立清華大学か、医学系の名門・陽明大学と理工系の名門・交通大学が合併してできた国立陽明交通大学のどちらかといえます。上記の表でも2位、3位ですから、ここは世界大学ランキングとズレがありませんね。
規模の大きさや歴史の古さから、精華大学の方がやや上だと評する方が多いでしょうか。なお陽明交通大学も文系学部を持っていますから、理系大としてのブランドが強いものの、総合大学というくくりになります。
いずれにしても、これらが日本でいう一橋大と東工大(東京科学大)というイメージで問題ありません。
ちなみに理系2校がある新竹市は「台湾のシリコンバレー」と呼ばれている市で、TSMCのお膝元としても知られています。さすがはトップの理系大学ですね。
日本でいう京都大?
一方、上記の表では4位にランクインしている国立成功大学。こちらは上記に次ぐ「3番手」としてのイメージもある一方で、台南市という南方に位置している総合大学という点から、「台湾の京都大学」のようなイメージで、「北の台湾大学、南の成功大学」という“2強”的な言われ方もします。
上記の各大学が所在する台北市、新竹氏ともに台湾北部の市ですから、台湾南部にお住まいの方が目指す最高学府と言っていいでしょう。
基本的に国立大が上位
ここまででおわかりの通り、台湾の大学の上位は、基本的に国立ばかり。上記の表でランクインしている私立は、10位の台北医科大学だけですね。こちらは私立の名門医科大です。
日本の感覚でいうと、「国立なんて1校しか受験できないのに……」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、台湾の場合、センター試験的なテストを受けて、その点数をもとに出願する形式なので、国立大を併願することができるんですね。
日本のように、東大に合格できなかった人が早稲田・慶應などの私立大に行って、その学力を押し上げるという現象がなかなか起こり得ないことも、国立ばかりが上位になる要因といえるでしょうか。
台湾の大学に留学するには
ここまで名門校ばかりを紹介してしまいましたが、それ以外も含めて、台湾の大学は留学生を歓迎しているところが多いです。そのため現地語のみならず英語での授業が充実している大学もけっこうあります。
物価水準が日本より安く、親日国でもあるので、留学先としては人気なんですね。
とはいえ英語が公用語の国ではないので、何より重要な、自分に合う学習環境・住環境を整える難易度が他国に比べて高いという面もあります。
ですから台湾への留学をお考えの方は、信頼できるエージェントにまずは相談してみるというのも有効な選択肢といえます。
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ということで、台湾の大学ランキングの実態と、それらの大学に留学する方法について、お伝えしてきました。皆様の参考になれば幸いです!
