台湾一周は何日・いくらかかる?

それほど国土が大きくない台湾ですが、一周するには何日くらい、またいくらくらいかかるものなのでしょうか?

今回はそんな疑問にお答えしていきます。

目次

台湾の広さとは

台湾はアジアの東に位置する島国で、北は日本の沖縄県、南はフィリピンに面しています。

台湾全体の面積は約3.6万平方キロメートルで、日本の九州とほぼ同じ広さです。

具体的に言うと、台湾を南北に縦断する距離は約394キロメートル、東西の最も広い場所は約144キロメートルになります。この数字を聞くと「意外と小さい」と感じる方もいるかもしれませんが、実際には多彩な地形と風景が詰まった土地です。

台湾は山岳地帯が豊富であり、特に中央山脈が島を縦断する形で存在しています。この山脈の影響で気候や景観が地域ごとに大きく異なり、東側は急峻な崖や太平洋の絶景が広がり、西側は穏やかな平野や都市が栄えています。また、台北や高雄のような大都市から、田舎の自然豊かな村まで多様な文化が共存していることも特徴です。これにより、訪れる場所や移動手段によって、台湾の広さを感じる体験が大きく変わるでしょう。

さらに、台湾の人口は約2400万人で、日本の都市部と比べても人口密度が高いといえます。そのため、都市部は非常に賑やかですが、一方で自然保護区や農村地域では広大な自然が広がり、静けさを楽しむことができます。このように、台湾は小さな島国でありながら、さまざまな自然と文化を体験できる場所であるといえます。

台湾一周は何日かかる?

台湾一周にかかる日数は、移動手段や旅行スタイルによって異なりますが、一般的には5日から10日間が推奨されています。

台湾の環状道路である「台湾一号線」を使って一周する場合、距離は約900~1000キロメートルです。車やバイクを利用すれば、短期間で効率的に一周することが可能ですが、それでも4~5日は必要です。これには、観光地を急ぎ足で巡る場合や、夜間移動を取り入れるケースが含まれます。

一方で、鉄道を利用する場合は、少なくとも6~7日以上の余裕があると良いでしょう。台湾鉄道の環状路線は主要都市を結んでいるため、移動が便利ですが、各駅で観光地やグルメを楽しむためには時間がかかります。特に、東部エリアは美しい自然が多く、太魯閣峡谷や花蓮などは時間をかけて訪れる価値があります。このため、観光をしっかり楽しむなら、1週間以上を見積もって計画するのが理想的です。

また、サイクリングで台湾を一周するというアクティブな旅行スタイルも人気です。これには10日から2週間ほどを要し、特に山岳地帯ではかなりの体力と時間が必要です。天候や体力管理にも十分な注意を払いましょう。

台湾一周はいくらかかる?

台湾一周にかかる費用は、移動手段や旅行スタイルによって大きく変わりますが、一般的な予算としては5万円から15万円程度が目安です。

具体的に見ていきましょう。

まず、交通費が費用の中で大きな割合を占めます。車をレンタルする場合、1日あたり約5000円から1万円程度が必要です。これにガソリン代を加えると、一週間で約5万円前後のコストが見込まれます。

一方で、鉄道を利用する場合は、台湾鉄道や高速鉄道を使うことになります。台湾鉄道は安価で便利ですが、長距離移動には時間がかかります。高速鉄道を利用するなら、台北から高雄までの片道切符が約4000円です。これを複数回利用すると交通費が高くなりますので、適度に組み合わせて利用するのがポイントです。

宿泊費については、バックパッカー向けのホステルや格安ホテルに泊まるなら1泊1500円から3000円程度で済みます。観光地周辺のリゾートホテルや中級ホテルに宿泊する場合は、1泊5000円から1万円程度が相場です。旅行の質にこだわる場合は、もう少し高めの予算を考える必要があります。

また、食費は比較的安く、屋台や地元の食堂を利用すれば1食300円から500円で満足できるでしょう。レストランや高級料理を楽しむ場合でも、1食あたり1000円から3000円程度と、日本と比べてリーズナブルです。

さらに、観光地の入場料やアクティビティの費用も考慮に入れる必要があります。多くの観光地では1000円以下で楽しめますが、特別な体験やツアーに参加する場合は、追加で数千円が必要になることもあります。

皆さまの参考になれば幸いです。

よろしければシェアをお願いします
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次