台湾旅行中には、タクシーを利用することもあるでしょう。
そんなときの注意点や、領収書のもらい方などについてご紹介します。
台湾のタクシー事情
台湾のタクシーは、特に台北や高雄といった都心部で非常に便利な交通手段の一つです。黄色い車体が一般的で、街中を走るタクシーを簡単に見つけることができます。ほとんどのタクシーが24時間営業しており、観光や急な移動の際にも柔軟に利用できる点が魅力です。
料金に関しても、他国に比べて比較的安いと言われています。例えば、台北市内での短距離移動であれば、基本料金は70台湾ドル(約300円前後)からスタートし、走行距離に応じて加算されます。また、料金メーターが明確に表示されるため、ぼったくりの心配が少なく、初めて訪れる観光客でも安心して利用できます。
ただし、郊外に行くほどタクシーの数が減り、捕まえるのが難しくなることがあります。この場合、ホテルや飲食店でスタッフに呼んでもらうのが一般的です。また、台湾のタクシードライバーは英語が得意でない場合が多いですが、観光地名や住所を中国語で紙に書いて見せるとスムーズに対応してくれます。観光アプリでルートをあらかじめ確認しておくこともおすすめです。
台湾のタクシーで領収書はもらえる?
台湾のタクシーでは、領収書をもらうことが可能です。ドライバーに対して「ファーピャオ(発票)」と言えば、簡単に対応してくれるでしょう。この領収書は、運賃が明記されているだけでなく、タクシー会社の連絡先や車両番号も記載されているため、万が一のトラブル時にも役立ちます。
特に、ビジネス目的での利用や経費精算が必要な場合には、領収書の取得を忘れないようにしましょう。ただし、領収書は運賃の支払い時に発行されるもので、後からの請求はできないことが一般的です。そのため、タクシーを降りる前に必ず確認してください。
また、タクシーの領収書には、抽選番号が記載されていることがあり、台湾の「統一発票」という宝くじ制度に参加できる仕組みになっています。これは台湾政府が進める領収書取得促進策の一環で、領収書を受け取ることが一般的な習慣となっています。
一部のドライバーは領収書を渡し忘れる場合もあるため、必要であれば忘れずにリクエストすることが大切です。このように、台湾のタクシーでは領収書をもらうことができるため、利用の際にはぜひ意識してみてください。
台湾のタクシーの注意点
まず、支払い方法についてですが、現金が基本であることを覚えておきましょう。クレジットカードやモバイル決済が利用できるタクシーも増えてきていますが、現金以外の支払いに対応していない車両もまだ多いのが現状です。特に、夜間や地方都市では現金を用意しておくことが重要です。
また、タクシーを捕まえる方法にも注意が必要です。都心部では道端で手を挙げるだけで簡単に捕まえられますが、雨の日や混雑時には競争が激しくなるため、アプリを活用するのも一つの手です。UBERも台湾では広く普及しており、料金が事前に確定しているため安心して利用できます。さらに、UBERではクレジットカードやモバイル決済が標準で使えるため、現金を持ち合わせていない場合にも便利です。