グアム留学のメリット・デメリット

観光地として絶大な人気を誇るグアム。実は留学先としても人気が高まっているのですが、だからこそ気になるのが、「デメリット」の部分といえるでしょう。

そこで本稿では、グアム留学のメリットとデメリット、そしてできるだけ安くグアムに留学する方法について、お伝えしていきます。

目次

グアムってどんなところ?

グアムは、アメリカ合衆国の準州であり、西太平洋に位置する常夏の島です。日本からの距離はおよそ3,000kmほどで、飛行機を利用すれば約3時間半~4時間程度で到着できます。時差も1時間しかないため、日本から訪れるのに負担が少なく、短期間の旅行や留学先として人気があります。

美しいビーチやリゾートホテルが立ち並ぶ観光地として知られていますが、それだけでなく、アメリカとミクロネシアの文化が融合した独特の雰囲気を持っているのが特徴です。英語とチャモロ語が公用語とされていますが、日常的には英語が広く使われています。そのため、英語を学びながらも、アメリカ文化やローカルのチャモロ文化に触れることができる魅力的な環境が整っています。

また、グアムは年間を通して温暖な気候で、平均気温は27℃前後です。雨季と乾季があるものの、極端に寒くなることはなく、気候の変化が穏やかです。ただし、雨季(6月~11月頃)はスコールが発生しやすいため、長期滞在を予定している場合は注意が必要です。

食文化についても、日本人にとって馴染みやすい点が多くあります。アメリカのファーストフードチェーンやレストランはもちろんのこと、グアム独自のチャモロ料理、フィリピン料理、韓国料理なども楽しめます。さらに、日本人観光客が多いため、日本食レストランや日系スーパーも充実しており、日本の食材を手に入れることも可能です。

治安面では、比較的安全なエリアが多いものの、観光地ではスリや置き引きといった軽犯罪が発生することもあります。特に夜間の一人歩きは避け、貴重品の管理には注意する必要があります。


グアム留学のメリット

では、グアムを留学先として見たときの魅力について考えていきましょう。

メリットとしては主に、「日本からの距離と時差の少なさ」「英語の学習環境」「留学費用の安さ」「多国籍な文化体験」「リゾート地ならではの学習環境」の5つが挙げられるでしょうか。

近くて時差も少ない

まず、グアムは日本から飛行機でわずか3時間半~4時間ほどで到着でき、時差も1時間しかありません。移動の負担が少なく、時差ボケの影響を受けにくいため、到着後すぐに学習に集中できるのが大きな利点です。特に短期留学の場合は、「近い」というのはけっこうメリットになったりします。また、日本の家族や友人とも連絡を取りやすく、安心感を持って留学生活を送ることができます。何かあった時にすぐに帰国できる環境というのも安心要素といえますね。

英語を学びやすい

グアムはアメリカの準州であるため、公用語は英語です。日常生活で英語を使う機会が多く、自然とリスニング力やスピーキング力を鍛えることができます。現地の人々は観光客や留学生に慣れているため、比較的ゆっくり話してくれることも多く、英語初心者でも挑戦しやすい環境です。

費用は意外に安い

アメリカ本土やオーストラリア、イギリスなどの英語圏に比べて、留学費用を抑えやすいのも魅力です。学費や生活費が比較的安く、短期留学であればリーズナブルな予算でも実現可能です。特に、物価が高騰している欧米と比べると、グアムの費用負担は軽減できる傾向にあります。

もちろん、新興国など、もっと安い国は選べばたくさんありますが、英語圏の国で、かつ観光地的な要素も大きい国の中で比較的価格が抑えられているというのは、大きな魅力といえるのではないでしょうか。

多国籍の文化

さらに、グアムは多国籍な文化が融合した島であり、アメリカ、チャモロ、フィリピン、韓国など、さまざまなバックグラウンドを持つ人々と出会うことができます。これにより、単に英語を学ぶだけでなく、多様な価値観や異文化理解を深める機会も得られます。

イギリスに行けば英国人、台湾に行けば台湾人が多い一方で、多様な人々と出会えるというのは一つのメリットといえますね(もちろん、イギリスや台湾にも様々な国から留学生が来てはいますが)。

リゾート地としての魅力

グアムならではのリゾート地の環境も、学習のモチベーション向上につながります。ビーチや自然に囲まれたリラックスできる雰囲気の中で学ぶことができ、休日にはマリンスポーツや観光を楽しむことも可能です。なんだかんだいって、せっかく留学に行くなら、楽しまないと!そう考えると、グアムはけっこう理想に近い留学先といえるのかもしれません。

グアム留学のデメリット

そんな魅力にあふれたグアム留学ですが、すべてがメリットばかりとは限りません。以下に、注意点として考えておいた方がよさそうな点について述べておきます。

学校の選択肢は限られる

グアムは観光地として発展している一方で、アメリカ本土やオーストラリアなどと比べると、語学学校や大学の選択肢が限られています。留学プログラムの数もそこまで多くないため、“100%自分の理想通り”という学校に巡り合えるかは、探してみないとなんともいえないところがあります。特に、専門的なコースや長期留学を希望する場合は、希望するプログラムが開講されていない可能性があるため、事前の情報収集が重要です。

時期と為替に注意

グアムの留学費用は比較的リーズナブルとされるものの、時期や為替の影響によって変動しやすい点には注意が必要です。特に繁忙期(観光客が増えるシーズン)には、宿泊費や航空券の価格が高騰することもあります。そのため、留学の計画を立てる際には、費用が変動する可能性を考慮し、余裕を持った予算を組むことが大切です。

物価は少々高め

現地での生活コストにも注意が必要です。グアムはアメリカの準州であるため、基本的な物価は日本と同程度、もしくはそれ以上になることがあります。特に、輸入品が多いため、食費や日用品の購入には予想以上の出費がかかることもあるでしょう。この円安下の状況では、外食を頻繁にすると生活費が膨らんでしまうため、自炊ができる環境を整えたり、生活費を節約する工夫が求められるかもしれません。

日本人に甘えてしまう?

グアムは英語圏ではあるものの、日本人観光客が多いため、日本語が通じる場面が少なくありません。現地のスタッフや留学生同士で日本語を使ってしまうと、英語を話す機会が減り、思うように語学力が伸びない可能性があります。そのため、積極的に英語を使う環境を作り、現地の人々と交流する「意思」が大切になってくるといえます。


価格をおさえてグアム留学をするなら

というわけで、英語圏の先進国の中では比較的価格が抑えた留学ができるグアムですが、円安の状況なども踏まえると、できるだけ安く留学する方法もしっかり考えたいところですよね。

学費を抑えた留学プランをつくる

まず、最も大きなコストとなるのが学費と滞在費です。これらを無駄なく抑えるためには、信頼できる留学エージェントを活用するのが一つの方法です。個人で留学の手続きを行うことも可能ですが、学校選びやビザ申請、滞在先の手配など、手間がかかる上に、最適なプランを見つけるのが難しい場合があります。そこで実績のある留学エージェントを利用すれば、自分の希望や予算に合わせた最適なプランを提案してもらえるだけでなく、割引制度やお得なキャンペーンを利用できることもあります。

生活費をおさえる

生活費を抑えるための工夫も大切です。グアムにはホテル滞在、学生寮、ホームステイなどさまざまな滞在方法がありますが、長期滞在をする場合は、比較的費用が安い学生寮やシェアハウスを選ぶとコストを大幅に削減できます。また、ホームステイを選択すれば、食費が含まれていることが多く、食事代を抑えられる点もメリットです。

その上で、日々の生活費を意識するのもよいでしょう。グアムは観光地のため、外食を頻繁にすると食費が高くなってしまいます。スーパーで食材を購入し、自炊することで、食費を抑えることが可能です。また、移動手段についても、タクシーを多用するとコストがかさむため、できるだけバスを利用したり、徒歩で移動できる範囲に住むとよいでしょう。

時期を考える(特に短期留学の場合)

留学時期の選び方も重要です。繁忙期である夏休みや年末年始は、航空券や宿泊費が高くなりがちですが、オフシーズンに渡航すれば、比較的安価なプランを見つけることができます。特に、留学エージェントが提供する割引キャンペーンなどを活用すれば、通常よりも低コストで留学を実現できる可能性が高まります。

というわけで、グアム留学の魅力や注意点、そしてできるだけ安く留学する方法についてお伝えしてきました。人生を変えるきっかけとなる留学。悔いのないよう、ぜひ綿密な情報収集をしてみてください。その一助になれていれば幸いです。

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