留学でおすすめする国・しない国

「国は決まっていないけど、どこかには留学してみたい!」

そうお考えの方は少なくないでしょう。

ここでは、留学先をどこにしようかお悩みの方へ、おすすめする国とおすすめしない国について、「考え方」も含めてお伝えしていきます。

目次

留学先を選ぶ際の基本的な考え方

留学先を選ぶ際には、目的を明確にすることがまずは重要です。語学力を向上させたいのか、専門分野の勉強を深めたいのか、あるいは異文化体験を重視するのかによって、最適な国や都市は大きく変わります。

例えば、英語力を高めたい場合、英語圏の国が適していますが、費用を抑えたいのであれば、アメリカやイギリスよりもオーストラリアやフィリピンなどの国が選択肢に入ります。一方、特定の分野の教育水準が高い国を選ぶ場合は、その分野での実績がある大学や専門機関を考慮することが大切です。

また、生活環境や気候も重要な要素です。例えば、温暖な気候が好きな人はオーストラリアや台湾などが適していますが、四季を楽しみたい人はカナダやドイツなどが向いています。さらに、治安の良し悪しも慎重に考慮する必要があります。特に長期間滞在する場合、安全な環境で学べることは精神的な安心感につながります。

費用面も見逃せません。授業料や生活費、ビザの取得費用など、国によって大きく異なります。例えば、アメリカやイギリスは留学費用が高額になりやすい一方、アジア圏の国は比較的低コストで質の高い教育を受けられる傾向があります。

あとは、現地での就労の可能性や卒業後のキャリアプランも考慮すると良いでしょう。オーストラリアやカナダでは学生ビザでも一定時間のアルバイトが可能で、卒業後の就労ビザの取得もしやすい傾向にあります。一方で、留学後に現地での就労の道がほとんど開かれていない国もあるため、将来のキャリアを見据えた上で選択することが大切です。

留学先としておすすめな国

正直、どんな国でも良い経験ができるのが留学の魅力なのですが、その中でも安心して暮らせて、かつ費用がそれほど高くならない“コスパの良い国”について、いくつかご紹介します。

オーストラリア

まずはオーストラリア。教育水準が高く、英語圏の国の中では比較的コストパフォーマンスが良い留学先の一つです。特に、学生ビザで一定時間のアルバイトが可能なため、生活費の一部を現地で賄うことができます。また、卒業後の就労ビザの取得も比較的容易で、将来的に長期滞在を考えている人にも向いています。さらに、温暖な気候やフレンドリーな国民性も魅力の一つです。

台湾

台湾は、アジアの中で特にコスパの良い留学先として知られています。授業料が比較的安価でありながら、大学のレベルは高く、特に中国語を学びたい人には最適な環境です。大学では英語の授業も充実しているので、英語と中国語をどちらも学べるメリットがあります。また、生活費も日本と比べると低めで、食費や交通費が抑えられる点も魅力です。さらに、治安が良く、親日的な国民性のため、初めての留学でも安心して生活できるでしょう。

マレーシア

マレーシアは、英語が広く通じる環境でありながら、欧米の国々と比べて圧倒的に留学費用が安い点が魅力です。特に、イギリスやオーストラリアの大学の分校が現地にあり、本国と同じカリキュラムで学べることから、コストを抑えつつ国際的な教育を受けることが可能です。さらに、物価が安いため、学生生活の負担が軽減されます。

フィリピン

フィリピンは、特に短期の語学留学に適している国です。マンツーマンの英語レッスンが受けられる語学学校が多く、英語力を集中的に伸ばしたい人には非常に効果的な環境といえます。授業料も欧米に比べてリーズナブルで、寮や食事がセットになったプログラムも多いため、生活費を含めた総費用を抑えられる点が魅力です。

留学先としておすすめしない国

留学にはさまざまなメリットがありますが、行き先によっては注意が必要な国もあります。以下のような点を考慮し、慎重に判断することが大切です。

アメリカ

アメリカは世界的に見ても教育レベルの高い大学が多く、留学先として根強い人気があります。しかし、その一方で費用が非常に高額である点が大きなデメリットです。特に有名大学では年間の授業料が数百万円に達することも珍しくなく、生活費も高いため、十分な資金がないと留学の継続が難しくなります。また、一部の都市では治安の悪化が問題視されており、地域選びには細心の注意が必要です。

南アフリカ

南アフリカは美しい自然や多様な文化を持つ国ですが、留学先としては慎重に検討すべき国の一つです。特に都市部では治安が悪く、強盗や詐欺などの犯罪リスクが高いため、留学初心者にとっては不安要素が多い環境といえます。また、大学のレベルにはばらつきがあり、選ぶ機関によっては十分な教育を受けられない可能性もあるため、事前のリサーチが不可欠です。

スイス

スイスは治安が良く、教育水準も高い国ですが、費用面でのハードルが非常に高い点がデメリットとなります。学費だけでなく、物価や生活費がヨーロッパの中でも特に高額なため、資金に余裕がないと長期間の留学は難しくなります。また、公用語が複数あり、英語だけでは十分に生活できない地域もあるため、言語の問題も考慮する必要があります。

ブラジル

ブラジルは文化的に魅力のある国ですが、治安面でのリスクが大きい国の一つです。特に都市部ではスリや強盗が頻発しており、外国人が狙われるケースも少なくありません。また、教育機関によって質にばらつきがあり、留学目的によっては期待するレベルの教育が受けられないこともあります。

留学先を選ぶ際には、単に知名度や人気だけでなく、費用や治安、教育の質を総合的に判断することが重要です。しっかりと情報収集を行い、自分にとって最適な国を選ぶようにしましょう!

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