日本人にとっても身近な国、台湾。
そんな国の有名人について、日本でも知られる方も含めて、各分野ごとにご紹介していきます。
政治家
台湾の政治家の中には、日本でも広く知られている人物が多く存在します。特に台湾の総統経験者や国際的に注目を集める政治家は、日本でもニュースで取り上げられる機会が多く、その政策や発言が関心を呼んでいます。
蔡英文(ツァイ・インウェン)
誰もが知る、台湾の前総統です。蔡英文氏は、2016年に台湾の初の女性総統として就任し、2020年に再選を果たしました。彼女は民進党(DPP)のリーダーとして、台湾の民主主義を強化し、対中関係において慎重ながらも台湾の主権を守る立場を明確に打ち出しています。
彼女の政治姿勢は、日本との関係強化にも表れており、東日本大震災の際には台湾から日本へ多額の義援金が送られたことが記憶に新しいです。また、蔡英文氏自身も日本文化に親しみを持っており、日本語を使ってSNSで発信することもあります。日本人にとっても親しみのある人物といえるでしょう。
李登輝(リー・トンフイ)
李登輝氏は、台湾の民主化を推進した指導者として知られています。彼は1988年に総統に就任し、台湾初の直接選挙を実施するなど、台湾を民主主義国家へと導きました。
李登輝氏は日本に留学した経験を持ち、日本語が堪能で、日本文化への理解も深いことで有名でした。日本の政治家や学者とも親交があり、台湾と日本の友好関係を築く上で大きな役割を果たしました。
2020年に亡くなられたことで大きなニュースになりましたね。
オードリー・タン(唐鳳/タング・フォン)
オードリー・タン氏は、若き台湾のデジタル担当大臣として世界的に注目を集めた政治家です。彼はIT業界での豊富な経験を活かし、新型コロナウイルス対策においてデジタル技術を駆使した政策を推進しました。
特に、マスク供給の透明化を目的としたアプリ開発や、オープンデータを活用した情報公開の取り組みが評価されています。彼のユニークな発想と柔軟な対応力は、日本でも多くのメディアに取り上げられ、IT政策の模範とされています。
実業家
台湾は世界的なテクノロジー産業の中心地の一つであり、多くの優れた実業家が活躍しています。その中でも、日本でも名の知られる経営者を紹介します。
モリス・チャン(張忠謀/チャン・チュンモウ)
モリス・チャン氏は、台湾の半導体産業を牽引した実業家であり、TSMC(台湾積体電路製造)の創業者として広く知られています。TSMCは、世界最大の半導体受託製造企業であり、アップルやAMDなどの大手企業にも半導体を提供しています。
彼の経営手腕により、台湾は世界の半導体供給において不可欠な存在となり、現在では日本を含む各国がTSMCの技術協力を求めています。
テリー・ゴウ(郭台銘/グォ・タイミン)
テリー・ゴウ氏は、電子機器製造の大手企業「鴻海精密工業(ホンハイ)」の創業者です。ホンハイは、iPhoneの製造を請け負う企業として有名であり、世界的なテクノロジー産業において重要な役割を果たしています。
彼は日本のシャープを買収したことでも話題となり、日本の経済界にも影響を与える存在となっています。
芸能人
台湾の芸能界は、日本とも深い関わりがあり、多くの俳優や歌手が日本で活動しています。
ジェイ・チョウ(周杰倫/ジョウ・ジェルン)
ジェイ・チョウ氏は、アジアを代表する歌手であり、作曲家・俳優としても活躍しています。彼の音楽は、R&Bやクラシックを取り入れた独自のスタイルで、日本のファンからも支持を受けています。
ビビアン・スー(徐若瑄/シュー・ルオシュエン)
ビビアン・スー氏は、日本の音楽グループ「ブラックビスケッツ」のメンバーとして活動し、日本でも広く知られるようになりました。その後、女優や歌手として台湾や中国で活躍を続けています。
イェン・ウェン(炎亞綸/アーロン・イェン)
彼は台湾の俳優であり、アイドルグループ「飛輪海」のメンバーとしても活動していました。日本のバラエティ番組にも出演し、日本のファンとも交流を深めています。
台湾の有名人たちは、政治、経済、芸能、アートなどさまざまな分野で活躍し、日本とも深い関わりを持っています。今後も台湾と日本の関係をさらに発展させる存在として注目され続けるでしょう。
アーティスト
台湾には、国際的に評価されるアーティストも多く存在します。
阿信(アシン)
阿信(アシン)は、メイデイ(五月天)のボーカルとして知られるアーティストです。作詞・作曲の才能にも優れ、多くの名曲を生み出してきました。また、音楽活動だけでなく、デザインやビジュアルアートの分野でも活動し、アートブランド「STAYREAL」を立ち上げるなど、幅広い分野で才能を発揮しています。日本のバンド、フランプールとも仲が良いことで知られています。
ジミー・リャオ(幾米/ジミー・リャオ)
ジミー・リャオ氏は、台湾を代表する絵本作家であり、その作品は日本でも翻訳出版されています。彼の描く幻想的な世界観は、多くの読者に感動を与えています。
レイニー・ヤン(楊丞琳/ヤン・チェンリン)
レイニー・ヤン氏は、台湾出身の歌手・女優であり、日本のドラマや映画にも出演するなど、日本での活動も多いです。
ということで、挙げたらキリがないところではあるのですが、日本でも知られる台湾の有名人について、ご紹介してみました。ここまで読んだあなたは、ぜひ台湾旅行も検討してみてください!笑