旅行者必見!台湾でやってはいけないことは結局この6つ!

海外旅行をする際に、最低限その国のルールは理解しておきたいものですよね。とはいえ注意事項なんて言い出したらきりがないもの……。

ここでは、台湾でやってはいけないことについて、「結局これだけ注意して!」という最低限の6つについて、詳しくご紹介していきます。

法的にやってはいけないこと

もちろん誰が見ても犯罪行為にあたるようなことはやってはいけないのですが、ここでは日本人が見落としがちな厳禁事項についてお伝えします。

MRTでの飲食は厳禁

台湾を訪れる旅行者が特に気をつけるべきマナーの一つに、MRT(台北捷運)内での飲食禁止ルールがあります。MRTとは、台北や高雄で運行されている地下鉄のことで、観光客にとっても非常に便利な移動手段です。しかし、日本の電車と異なり、MRTでは飲食が厳しく禁止されており、違反すると罰金が科せられる可能性があるため注意が必要です。

台湾のMRTは非常に清潔で、ゴミや食べこぼしがほとんど見られません。利用者全員がルールを守り、飲食を控えているからこそ維持されているわけですね。そのため、たとえ小さなお菓子やペットボトルの水であっても、飲食が発覚すれば罰則の対象になることがあります。特に、駅構内や改札を通過した後も同様のルールが適用されるため、飲み物を手に持っているだけでも注意されることがあります。

まあ実際のところ、さすがに「飲食が人に見られた瞬間に罰則!」なんてことはないのですが、かなり厳しく運用されているのはたしかなので、誰かに注意をされるのは間違いありません。私はガムを噛んでいただけで現地の方に注意されたことがありました。

ルール上は、違反すると最大7,500元(約35,000円)の罰金が科せられることがあるため、やはりMRT利用時には飲食を控えることを徹底しましょう。

公共の場はほとんど禁煙

台湾では、公共の場における喫煙が厳しく規制されています。旅行者の中には、日本の感覚で「屋外ならタバコを吸っても問題ない」と考える人もいるかもしれませんが、台湾では指定された喫煙エリア以外での喫煙は基本的に禁止されています。違反すると罰金が科せられる可能性もあるため、こちらも注意が必要です。

特に、MRTの駅やバス停、歩道、公園、観光地の多くでは禁煙が徹底されています。喫煙可能な場所は非常に限られており、たとえ屋外であっても、指定された場所でしかタバコを吸うことができません。また、レストランやカフェ、ショッピングモールなどの屋内施設も全面禁煙となっており、日本のように分煙スペースが設けられているケースはほとんどありません。

例えば、台北101や九份などの人気観光地では、喫煙禁止エリアが多く設定されています。喫煙したい場合は、近くのコンビニや施設内の喫煙スペースを探す必要があります。違反すると2,000元(約9,000円)から10,000元(約45,000円)の罰金が科せられることがあるため、やはり注意しましょう。

インフラ・文化的にやってはいけないこと

以下は、さすがに法律違反ということではなくとも、日本の感覚のまま行くと大失敗しかねないことについてお伝えします。

水道水は基本的に飲めない

台湾では水道水を直接飲むことは避けたほうがよいでしょう。その理由は、水道水が消毒処理されているものの、配管の老朽化や水質管理の問題により、安全性が保証されていないためです。

台湾の水道水は、一度沸騰させれば飲用可能と言われることもありますが、旅行者が安全を考慮するならば、市販のミネラルウォーターを購入するのが無難な選択です。台湾でも至る所にコンビニやスーパーがありますから、ペットボトルの水を購入するようにしましょう。

現地の人々も基本的には水道水をそのまま飲まず、ウォーターサーバーや浄水器を使用する家庭が多いです。また、ホテルやカフェなどでもウォーターサーバーが設置されていることがあるため、安全な飲料水を確保する手段は豊富にありますよ。

私の経験上、カップラーメンに水道水を使ったり、シャワーを浴びるときに口に入ったりしたくらいでは特に何ともありませんでしたが、やはり旅行中にお腹を壊すリスクはないに越したことはありませんから、水道水を飲むのは避けるようにしましょう。

トイレ基本的に紙を流せない

台湾を訪れる旅行者が戸惑うことの一つに、トイレ事情があります。日本では、使用後のトイレットペーパーをそのまま便器に流すのが一般的ですが、台湾では基本的に流さず、備え付けのゴミ箱に捨てるのが一般ルールとなっています。これは、台湾の下水道設備の構造が日本とは異なり、トイレットペーパーを流すと詰まりやすいためです。特に古い建物や公共施設では配管が細く、紙を流してしまうと排水がうまくいかず、場合によっては水が逆流することもあります。

ほとんどのトイレには「紙を流さないでください」といった注意書きが貼られており、便器の横にゴミ箱が設置されています。そのため、使った紙はゴミ箱に捨てるのがルールです。

なお近年では新しい商業施設やホテルなど、トイレットペーパーを流せるところも増えてきています。

例えば、台北市内の高級ホテルやショッピングモールのトイレでは、配管が改良されており、紙を流せるところも増えています。一方で、夜市や古い建物のトイレでは依然として流せないケースがほとんどです。誤って紙を流し、トイレを詰まらせてしまうと修理費を請求されることもあるため、十分に注意しましょう。

優先席(博愛座)には座らない

台湾の公共交通機関には「博愛座」と呼ばれる優先席が設けられています。日本にも優先席はありますが、空いていれば一般の人が座ることも少なくありませんよね。しかし台湾では、たとえ車内が空いていたとしても、博愛座(優先席)に座ることは避けたほうがよいでしょう。台湾ではこの席は「本当に必要な人のために確保されている」という考えが日本より強く浸透していて、健常者が座っていると周囲から白い目で見られることがあるんですね。

博愛座は、MRT(地下鉄)やバスの車両内に設置されており、一般席とは異なる色で分けられています。対象となるのは、高齢者、妊婦、身体の不自由な人、小さな子どもを連れた人などで、これらの人が乗車してきた際にはすぐに席を譲るのが当然とされています。台湾の人々はこのルールをしっかりと守っており、たとえ車内がガラガラでも、健常者が博愛座に座ることはほとんどありません。

日本の感覚のまま「誰も座っていないから大丈夫だろう」と思って博愛座に座った場合、周囲の視線を感じることがあります。特に年配の人が近くにいる場合、注意されることもあるため、余計なトラブルを避けるためにも博愛座には座らないほうが無難です。

青信号でも油断しないで

台湾の車やバイクの運転はけっこう粗く、交通事情はなかなか激しいです。

青信号でもバイクやタクシーがスピードを落とさずに右折してくることが多いため、交通ルールが日本とは異なることを意識して慎重にわたった方が安全ではあります。

台湾の交通事情は日本と比べるとやや混沌としており、特に都市部ではバイクの交通量が非常に多いのが特徴です。バイクは車の間を縫うように走行するため、信号が青になっても歩行者が優先されるとは限りません。また、右折する車両は歩行者よりも先に通行できると考えている運転手もおり、強引に右折してくることが少なくありません。

まあ、ふつうに青信号をわたる分にはほとんど問題にあることはないのですが、油断しているとヒヤリとすることもしばしば。「車通りは日本より激しいんだな」くらいの感覚は持っておいた方がいいでしょう。

というわけで、台湾でやってはいけないことについて、厳選して6つご紹介しました。最低限の注意はしつつ、ぜひ良い旅行にしてください!

よろしければシェアをお願いします
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!