台湾旅行で気になるトコジラミ事情…

最近何かと耳にするようになったトコジラミの恐怖……ですが、台湾旅行においても気をつけないといけないものなのでしょうか。現時点での実態についてお伝えしていきます。

目次

トコジラミとは

トコジラミとは、主に人間や動物の血を吸う寄生昆虫で、英語では「ベッドバグ」とも呼ばれます。この昆虫は、夜行性で昼間はベッドや家具の隙間、壁のひび割れなどに潜み、夜になると人間が寝ている間に活動を始めます。体長は5~7ミリほどで、薄い茶色や赤みがかった体色をしており、肉眼でも確認できる大きさです。

トコジラミが問題視される理由は、その吸血行動によって発生するかゆみやアレルギー反応です。刺された場所には赤い発疹ができ、強いかゆみが数日続くこともあります。さらに、一度侵入されると繁殖力が高いため、短期間で大発生する危険性があります。特に、殺虫剤に耐性を持つ「スーパートコジラミ」と呼ばれる種類も存在し、駆除が難しい場合もあります。

そのため、トコジラミは清潔な環境でも発生する可能性があり、旅行者にとって注意が必要な害虫といえるでしょう。

(参考)アース製薬ウェブページ(https://www.earth.jp/gaichu/discovery/tokojirami.html

台湾旅行でトコジラミに注意すべきなのか

台湾旅行において、トコジラミへの注意は必要ですが、過度に心配する必要はありません。現在のところ、台湾国内でのトコジラミの発生はそれほど広範囲にわたっておらず、ニュースや報道で大きく取り上げられるような事態にはなっていないからです。

もちろん、観光客が増える時期や、宿泊する場所によってはリスクがゼロとは言えません。トコジラミは、海外からの旅行者が持ち込むことが多いとされ、特に衛生面に不安のあるホテルやホステルのような不特定多数の人が利用する場所では、稀に発生することがあります。

とはいえこれは日本と変わらないくらいの事情ですから、それほど気をつけるものではないでしょう、という話です。

少なくとも、台湾でのトコジラミの大量発生は確認されていないため、基本的には安心して旅行を楽しむことができます。

虫刺されの注意はあってもいいかも

台湾旅行では、虫刺されに注意が必要な場面もあるとは言われています。特に、気をつけるべき虫としては「蚊」や「小黒蚊(ブユ)」が挙げられます。これらの虫は、特に夕方から夜にかけて活動が活発になり、台湾の湿った場所や公園、自然豊かな観光地などで刺されることが多いです。

蚊に刺されると痒みが数日続くことがありますが、台湾の蚊は日本のものより大きいことがあり、気づかずに刺されてしまうこともあります。また、台湾でよく話題にのぼる小黒蚊は非常に小さく、刺された後は強い痒みと腫れが続きます。しかし、これもそれほど大きな健康被害をもたらすことは稀です。

予防策としては、長袖や長ズボンの着用、虫除けスプレーの使用が推奨されます。ただし、現地の観光客や旅行者の多くは、あまり積極的に対策をしていないことも事実です。特に都市部では虫刺されのリスクは低く、アウトドアを楽しむ際や自然豊かな場所を訪れる場合にだけ、少し注意を払う程度で十分でしょう。

ということで、台湾旅行中に虫刺され対策を取ることは重要ですが、過剰に不安を抱く必要はありません。

皆様の参考になれば幸いです。

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