台湾旅行に行くと、必ずと言っていいほど利用するのが「バス」です。地下鉄と同様、台湾はバス網も充実しているんですね。そこで本稿では、台湾のバスの乗り方と注意点について、できるだけ簡潔かつ網羅的にご紹介していきます。乗車時の参考にしていただけましたら幸いです。
台湾のバスの乗り方
台湾ではじめてバスに乗る方でもスムーズに利用できるよう、乗車から降車までの流れを簡潔にご紹介します。
1. 目的地までのルートを調べる
バスに乗る前に、まずは目的地までのルートを確認しましょう。Googleマップの経路検索機能を使うと、バスの路線番号や最寄りのバス停を簡単に調べられます。現地の交通アプリ「Bus+(台北)」などを活用するのも手ですが、Googleマップで目的地を入力するだけで、乗るべきバスやその乗り場などまで詳細に情報が出てきますから、これだけで十部んでしょう。
2. バス停に向かう
Googleマップの情報をもとに、目的のバスが停車するバス停へ向かいます。バス停には電光掲示板がある場合があり、何分後にバスが到着するかリアルタイムで確認できます。掲示板がないバス停もあるため、アプリで運行状況をチェックすると安心です。

3. バスが来たら手を挙げる
台湾のバスは、手を挙げて乗ろうとしている人がいない限り、バス停に停車しません。乗りたいバスが見えたら、運転手さんに合図するために手を挙げましょう。なお乗るべきバスの名前などもGoogleマップに表示されています(番号が一般的)から、同じ名前のバスが見えたら手を挙げるイメージでOKです。
4. バスに乗車し、運賃を支払う
バスの乗車口は前方と中央にあり、どちらからでも乗ることができます。運賃の支払い方法は ICカード(悠遊カードなど) または 現金 の2種類。
- ICカードの場合:乗車時と降車時の2回、タッチしましょう。
- 現金の場合:乗車時に、運転席横の料金箱に小銭を投入します。お釣りは出ないですし、小銭を出すのも面倒ですから、基本的には悠遊カードなどを持っておくのは絶必でしょう。
5. 目的地まで乗車
バスの座席は前方が優先席となっているため、空いていてもできるだけ後部座席に座るのが無難です。また、台湾のバスの運転は日本に比べて荒めなので、席に座るか手すりをしっかりつかんでおきましょう。
6. 降りるバス停がアナウンスされたら下車ボタンを押す
目的地のバス停が近づきアナウンスされたら(社内の電光掲示板にも表示されます)、車内に設置されている下車ボタンを押して、運転手に降りる意思を伝えます。このへんのルールは日本と全く同じです。ボタンを押さないとバスが停まらないことがあるため、乗り過ごしに注意しましょう。
7. バスを降りる際にICカードを再度タッチ
目的のバス停についたら、降車時もICカードをタッチすることを忘れずに。
台湾のバスに乗るときの注意点
上記で触れきれなかった、台湾のバスに乗るときの注意点についても簡単に触れておきます。
時間は「やや正確」だが…
比較的時間に正確な台湾のバスですが、日本ほどではありません。多少前後しても対応できるように、時間に余裕を持った行動を!
博愛座(優先席)には基本的に座らない
台湾のバスには「博愛座」と呼ばれる優先席が設けられています。高齢者や妊婦、障がいのある方のための席であり、日本とちがって、「基本的には座らない席」と思っておくのが無難。たとえ空いていても、できるだけ座らないようにしましょう。
バス車内で悠遊カードのチャージはできない
バス車内では悠遊カードのチャージができません。事前にMRT駅やコンビニでチャージしておくようにしましょう。残高が不足すると現金払いが必要になるため、乗車前に確認しておくと安心です。
というわけで、台湾のバスの乗り方と注意点について、できるだけ簡潔にお示ししてきました。乗車時の参考にしていただければ幸いです。