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アメリカ、カナダ、イギリス、オーストラリア……。日本人の留学先といえば、やはり英語圏が真っ先に思い浮かぶことでしょう。どこも先進国で安心できる上、義務教育で習った英語を活かすことができるし、何より英語の勉強ができる。
しかし諸々の事情から、英語圏以外も候補に入っているという方も少なくないでしょう。かくいう私自身、「大学が提携していたから」という理由で、特段のこだわりを持つことなく台湾に半年ほど留学した経験があります。
そこで本稿では、英語圏以外への留学とは実際どうなのか、私の実体験をもとにお伝えしていきます。
悪かったこと
こういうのはだいたい良い話から始めるものですが、皆さんが想像しやすそうな「悪かったところ」から述べていきましょう。
日常生活は英語ではない

英語圏以外の国でも、留学プログラムによっては英語の需要が受けやすい環境があったりします。たとえば北欧(スウェーデン・デンマーク・ノルウェー・フィンランド)は英語学習プログラムが充実していますし、私が行った台湾も、留学生が当たり前の学校だったので、英語で学べる授業(経済系や文学系など)が豊富にありました。
しかしいくら英語の学習環境が整っていても、英語圏の国でなければ、日常生活まで英語というわけにはいきません。英語の浸透具合にもよりますが、少なくとも私が台湾で生活していた際は、大学から一歩外に出るとほとんど英語は通じず、当初は苦労したものです。「英語もけっこう通じるものだし、なんなら親日国だから日本語もけっこう通じるよ」なんて言われていたものなのですが……。
これが北欧など、英語圏と距離が近い国であればもう少し英語が通じやすいのだと思いますが、それでもその国の母国語がベースになることに違いはありません。
ですから日常生活には英語圏の国以上に苦労することになりますし、何より私たちがイメージする“英語漬けの日々”とは少しイメージが異なるかもしれません。
英語学習を優先するか、その国の言語も重視するか…

そうすると、英語学習を優先するのか、あるいは「せっかくその国に来たのだから」と現地の言語も同じくらい頑張って勉強するか、なかなか迷いどころです。
将来的な実利を考えたら、英語の習得度合いをできるだけ高めた方が良いのかもしれませんが、その国の言語を学ばないのはもったいないし、現地の方々に少し失礼な気もしてしまいます……。私自身としては、現地語も多少はやりましたが、どちらかというと英語学習を重視したことを少し後悔しています。これは人によるでしょうが、「せっかく台湾に行ったのだから」という思いが今でも若干あります。
諸々の手続きが困難

日常生活が英語でないのなら、当然諸々の申請や手続きなども英語でなくなってきます。今は英語も併記してくれている申請資料も増えていますが、100%とはいえません。現地の大学での申請のほか、住まいの手続き、SIMカードの契約など、やることは意外にけっこうあります。
特に留学エージェントなどを利用していない場合、頼れる方がいなければ、そのあたりも自分で判断し、ミスなくやり遂げなければなりません。これは多くの方が壁に感じる可能性はあるかと思われます。
良かったこと
一方、当然良かったこともたくさんあります。
意外に英語を学ぶ環境は充実している

先ほど「日常生活は英語じゃない」というデメリットを紹介しましたが、英語を学ぶ環境自体は整っている国が多いです。
私が行った台湾も、日本以上に学生の英語学習は盛んで、大学ではたいていの学部の授業が英語でも展開されていました。現地の台湾人学生も英語が担当な人が多かったですね。
北欧のような英語圏に距離が近い国であれば、なおさらです。
大学でなくとも、英語を学ぶ語学教育のプログラムを設けている期間もたくさんあります。
このグローバル化の時代、多くの国が留学生を呼び込むべく、英語の学習環境を整えるようになっています。そうであれば、英語を学びに英語圏以外の国に行くというのも、決して悪い選択肢ではないわけです。
学費
冒頭に紹介した中で、アメリカ、カナダ、イギリスなどは留学費用がかなり高くなってしまいます。特にこの円安の時代ですからより厳しさを増しているともいえます。
そこで英語圏以外の物価の安い国が選択肢に入ってくるわけです。
実際、私が行った台湾の物価は基本的に日本よりも安く、特に食費や家賃などは非常に家計に優しかったです。こういう国を選べば、金銭的に不安を抱える方でも留学しやすいことは間違いありません。まして上記の通り英語を学ぶ環境も整っているとあれば、むしろ英語圏より良い選択肢といえるのではないでしょうか。
↓留学費用などのイメージ↓
地域/国例 | 費用感(相対) | 英語開講の充実 | 注目ポイント |
---|---|---|---|
ドイツ | 低〜中 | 高 | 公立は学期負担金中心のモデルが多い。研究設備が強い。 |
北欧 | 中〜高 | 高 | 教育の質と英語運用に強み。生活の満足度が高い。 |
フランス/隣国 | 中 | 中〜高 | 芸術・政策分野が刺さる。多言語環境を活かせる。 |
中欧・東欧 | 低〜中 | 中〜高 | コスパ良好。理工・医で英語プログラム拡充。 |
アジア(台湾/他) | 低〜中 | 中 | 近距離で費用設計がしやすい。現地語+英語の実務力。 |
南米 | 低〜中 | 中 | フィールド型学習が豊富。言語拡張に最適。 |
他人と違う経験ができる
言い方は悪いですが、今の時代、英語圏に留学する人なんてそう珍しくはありません。そういう国で経験できることも、ある程度イメージできるところがあるでしょう(それでも、行ってみると予想もしてなかったことがたくさん起こるわけですが笑)。
一方、英語圏以外の国にいくと、日本にいては全く予想もできなかったことがたくさん起こり、文字通り人生においてかけがえのない経験ができます。
それに、今後「実は留学経験がありまして」という話をする機会があるときも、英語圏以外の方が意外性があり、人に興味を持ってもらえるきっかけにもなります。
もし学生なら、就活ではなせるエピソードにも「他人との違い」を出すことができるでしょう(実際に私がそうでした)。
今は他人と違う経験こそ、希少価値が高い時代ともいえるかもしれません。よほど特定の国へのこだわりがあるわけでなければ、そんな経験ができる英語圏以外の国を選んでみてもよいのではないでしょうか。
英語圏以外の国に行く際の注意点

こう考えると英語圏以外の国への留学も非常に良い選択肢に思えてきますが、それは綿密な計画と念入りな準備があってこそ実現するものです。
その国での学習環境や住宅環境、保険や医療体制を整えることは何より大事になってきます。そもそもビザや滞在資格もぬかりない確認が必要です。あるいは、現地でトラブルに見舞われた際の相談先を確保しておくことも重要な準備事項の一つです。
万全の学習環境があり、かつ安心できる体制が整った上でこそ、留学を成功に終えることができるわけです。
そう考えると、そのあたりのサポートを受けられる留学エージェントは、一つの有力な選択肢になってくると思われます。多少の費用がかかったとしても、人生にそう多くない留学を実り多いものにするために、必要な先行投資とも考えられるでしょう。
それにそもそも、今はエージェント費用も安く収まる時代です。以下であればどこも安心できるエージェントですし、相談するだけでも留学の考え方が深まりますから、英語圏と英語圏以外のどちらを選ぶべきかも含めて、まずは気軽にネット予約の上で相談してみる(もちろんお金はかかりません)ことをオススメします。迷っていたらすぐに1年や2年経ってしまいます。思い立った今こそ、留学への第一歩を踏み出すべきタイミングだと、私は思います。
スマ留

語学学校の空き時間や空き場所を利用するシステムを採用し、他社よりも最大半額の費用で留学を実現しています。とにかく費用を安く済ませたい方におすすめです。また、オンライン英会話や英語学習アプリを6カ月間無料で利用できる特典もあり、留学前の英語力向上をサポートしてくれるのも嬉しいポイント。特に短期留学の場合は、事前の準備こそが大切になりますからね。
留学情報館

海外大学進学を目指す方に適したエージェントで、海外大学への推薦枠を活用した出願が可能です。週に2回、50分のグループレッスンを無料で提供し、留学前の英語力強化を支援してくれるのも魅力。多くの提携している各教育機関から払われる運営費によって賄われているため、手数料が一切発生しないというメリットがあります。ただし留学先は基本的にその“スポンサー”に限られるのでご注意ください。
留学ワールドby DEOW

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まとめ
ということで、英語圏以外への留学のメリット・デメリットについて、私の実体験を交えてご紹介しました。皆様の良い留学生活にお役立ていただけることを祈っています!