台湾旅行中の服装のタブーをおさえておこう 「白と黒がタブー」はウソですよ

手軽にいける海外旅行であるとはいえ、台湾も日本とは気候の違う国の一つであることに違いはありません。

そこで今回は、台湾旅行における服装のタブーや注意点などについて、詳しくお伝えしていきます。

目次

白や黒がタブーというのはウソ

台湾では「白や黒の服装はタブー」なんて噂があるようです。

しかし、これは誤解であり、台湾での日常生活において特定の色の服が問題視されることはほとんどありません。確かに、台湾でも白や黒は冠婚葬祭の場で着られるものですが、日本と同様、旅行者が普段の観光を楽しむうえで避けるべき色ではありません。

台湾の人々も白や黒の服を普通に着ており、街を歩いていても、それらの色が目立つことはありません。特に、ショッピングモールやカフェ、観光地などでは、日本と同じようなカジュアルな服装が一般的です。そのため、服の色について神経質になる必要はなく、気候や自分の好みに合わせた服装を選べば問題ありません。

ただし念のため述べておくと、台湾でも冠婚葬祭の場では服装に一定のマナーが求められます。もし、旅行中に結婚式やお葬式などに参加する予定がある場合は、事前に服装のマナーを確認しておくのが望ましいでしょう。しかし、普通の観光であれば、白や黒の服を避ける必要はまったくなく、自由に好きな服を着ることができます。

夏は暑く雨が降りやすい

台湾の夏は日本よりも高温多湿であり、暑さ対策が欠かせません。

特に、6月から9月にかけては35℃を超える日も珍しくなく、湿度も高いため、少し歩くだけでも汗をかきやすい環境です。日本の夏と同様、リネン素材や速乾性のあるTシャツ、薄手のパンツやスカートなど、暑さ対策を忘れずに。

それ以上に重要なのは、紫外線も日本以上に強いため、日焼け止めを持っていないと肌に大きなダメージを受ける可能性が高いということです。台湾の人々も日焼けを気にする人が多く、日傘をさして歩く人の姿もよく見かけます。そのため、日焼け止めや帽子、サングラスなどで紫外線対策をするのもおすすめです。

さらに、台湾の夏は突然のスコールが発生しやすいのも特徴です。短時間で一気に降ることが多いため、傘がないと濡れてしまうこともあります。風が強い日もあるため、現地の人のようにレインコートを活用するのも一つの手だとされていますが、来るかもわからない暴風に備えるのも微妙ですよね……。ですから個人的には、折り畳み傘を常備しておくくらいがちょうどいいのではないかと思っています。

日本より冬は暖かい

台湾の冬は、日本と比べるとかなり暖かく、東京や大阪の冬服のまま訪れると、暑くて過ごしづらくなることがあります。例えば、台北の12月の平均気温は15℃前後で、日中は20℃を超えることも珍しくありません。特に南部の高雄や台南ではさらに気温が高く、日本の秋のような気候が続くため、冬服ばかりを持っていくと暑すぎて大変な目にあいかねません。

ただし、台湾は湿度が高いため、気温の割に体感温度が低く感じられることがあります。特に北部では寒暖差が大きく、朝晩は冷え込むこともあるため、天候にかかわらず、軽めの防寒着は常備しておきたいところです。台湾の建物内は暖房設備が整っていないことが多いため、室内で思ったより寒く感じることもありますね。薄手のニットやカーディガン、ウルトラライトダウンのようなコンパクトに収納できる防寒具があると、調整しやすく便利でしょう。

ということで、日本の冬の感覚で重装備していくと、現地の気候に合わずに過ごしにくくなる一方、最低限の防寒着は用意しておきたいところです。

その他服装の注意点

台湾では、特別に厳しい服装のルールはなく、基本的には日本と同じようなカジュアルな格好で問題ありません。ただし、訪れる場所によっては多少の注意が必要だといわれることがあります。

例えば、寺院を訪れる際には、特に厳格なドレスコードはないものの、一般的なマナーとして露出の多い服装は避けた方が無難とされています。特に、大きな寺院や歴史的な仏教施設では、肩や膝が隠れる服装が推奨されることが多いです。とはいえ、実際には台湾の現地の人もラフな服装で訪れていることが多いため、あまり気にしすぎる必要はありません。観光客として過度に派手な服装や肌の露出が多い服を避ける程度の意識を持っておけば、問題なく参拝できるでしょう。

また、夜市を訪れる際には、汚れてもよい服装を選ぶことをおすすめします。夜市では食べ歩きを楽しむことが多く、汁物や油っこい料理を食べる機会もあります。狭い通路を歩きながら食べるため、思わぬタイミングで服に食べ物が飛んでしまうこともあります。お気に入りの服や大切な衣服を着て行くと、万が一汚れてしまったときにショックを受ける可能性があるため、動きやすく、汚れても気にならない服装を選ぶと安心です。

その他、台湾では歩道がデコボコしている場所も多いため、歩きやすい靴を選ぶことも重要です。特に観光地を巡る際は、長時間歩くことを考えて、クッション性のあるスニーカーやサンダルを選ぶと快適に過ごせるでしょう。ヒールの高い靴や硬い革靴だと、歩きにくさを感じることがあるため、旅行中は実用性を重視した靴を選ぶのがポイントです。

むしろタブーは服装以外に……

ということで、台湾旅行における服装のタブーや注意点などについてお伝えしてきましたが、本当に気をつけないといけないことは別のところにあります。その点はこちらの記事を参考にしてみてください。

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